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リスナーの皆様は、「日本翻訳大賞」について聞かれたことはおありですか。日本翻訳大賞は、日本翻訳大賞実行委員会が主催する、優れた日本語翻訳作品に贈られる賞です。2014年に設立され、翌2015年、第一回が行われました。そしてこの5月19日、第十回を迎えた今年の「日本翻訳大賞」で、台湾人作家の作品が大賞を受賞しました。その作品は、日本語読み「よう・ふたご」、台湾華語読み「ヤン・シュアンズ」こと楊双子さん原作、三浦裕子さん訳の『台湾漫遊鉄道のふたり』です。
「日本翻訳大賞」で過去、台湾作品は、第2回で『歩道橋の魔術師』、第5回では『自転車泥棒』と、いずれも呉明益さん原作、故・天野健太郎さんの訳で二度ノミネートされていましたが、この際は大賞受賞はならず、今回、初の大賞受賞となりました。本日はこの『台湾漫遊鉄道のふたり』についてご紹介いたしましょう。『台湾漫遊鉄道のふたり』は、楊双子さんの台湾華語による作品『臺灣漫遊錄』に収録された三作品のうちの一つです。作品は日本統治時代の1938年の台湾が舞台。講演旅行に招かれた、グルメで大食漢の日本人作家の青山千鶴子は、食文化、歴史に造詣が深く、料理もこなす若く優秀な台湾人通訳、王千鶴と出会い、台湾縦貫鉄道に乗って各地に出かけます。
本日のこのコーナーでは、この『台湾漫遊鉄道のふたり』についてご紹介いたしましょう。
By 豊田 楓蓮, Rtiリスナーの皆様は、「日本翻訳大賞」について聞かれたことはおありですか。日本翻訳大賞は、日本翻訳大賞実行委員会が主催する、優れた日本語翻訳作品に贈られる賞です。2014年に設立され、翌2015年、第一回が行われました。そしてこの5月19日、第十回を迎えた今年の「日本翻訳大賞」で、台湾人作家の作品が大賞を受賞しました。その作品は、日本語読み「よう・ふたご」、台湾華語読み「ヤン・シュアンズ」こと楊双子さん原作、三浦裕子さん訳の『台湾漫遊鉄道のふたり』です。
「日本翻訳大賞」で過去、台湾作品は、第2回で『歩道橋の魔術師』、第5回では『自転車泥棒』と、いずれも呉明益さん原作、故・天野健太郎さんの訳で二度ノミネートされていましたが、この際は大賞受賞はならず、今回、初の大賞受賞となりました。本日はこの『台湾漫遊鉄道のふたり』についてご紹介いたしましょう。『台湾漫遊鉄道のふたり』は、楊双子さんの台湾華語による作品『臺灣漫遊錄』に収録された三作品のうちの一つです。作品は日本統治時代の1938年の台湾が舞台。講演旅行に招かれた、グルメで大食漢の日本人作家の青山千鶴子は、食文化、歴史に造詣が深く、料理もこなす若く優秀な台湾人通訳、王千鶴と出会い、台湾縦貫鉄道に乗って各地に出かけます。
本日のこのコーナーでは、この『台湾漫遊鉄道のふたり』についてご紹介いたしましょう。