「年金は一生涯でいくら納めて、結果いくらもらえるの?」 「国民年金の保険料納付額と受給額」。公的年金には国民年金と厚生年金があります。このうち、国民年金は20歳から60歳までの国民全員が加入するもので、保険料は一律、受給額も払った保険料に対応する形で一律です。一方、厚生年金は会社員などが加入するもので、保険料・受給額は給料の額によって差があります。。。まず、全員が加入している国民年金について、納付する保険料総額と受給額を見てみましょう。保険料や受給額は毎年少しずつ変動するためざっくりとした計算になります(※以下、本文中の金額は令和3年度(2021年度)のもの)。。。●国民年金保険料はトータルでいくら払う?。国民年金保険料は1万6610円ですので、この金額を20歳から60歳までの40年間(480か月)納付すると、。1万6610円×480か月=797万2800円。となり、約800万円を支払うことになります。。。●国民年金(老齢基礎年金)の受給額は?。国民年金の受給額は、受給開始年齢や保険料を納付した期間によって変わります。保険料の全額を納付した人が原則どおり65歳から受給する場合、年間受給額は78万900円で、この金額を死ぬまでもらえることになります。仮に女性の平均寿命である87歳まで生きるとすると、22年間受給することになり、受給総額は。78万900円×22年間=1717万9800円。となります。受け取れる年金額は払った保険料の約2.2倍になりますから、損するどころか、随分得しています。国民年金はだいたい10年程度で元が取れる計算になるので、75歳を超えるくらいまで生きていれば、払い損にはならないということです。。。