母国トリニダード・トバゴを常に誇りにしてきたラッパーのニッキー・ミナージュだが、その母国から正反対の怒りを買っている。現在SNS上で大炎上中のニッキーは、母国トリニダード・トバゴで、コロナワクチンを摂取した従姉妹の友人が、摂取後に睾丸が腫れ上がり、その後勃起不全になったとTwitterで投稿した。さらにその従兄弟の友人は、これが原因で予定されていた結婚式もキャンセルするハメになってしまったと付け加えた。

この投稿は瞬く間にネット上で拡散され、数多くの深夜番組でもネタとして取り上げられ、終わりのないミームが出回る大騒動に発展した。しかし、ここにきてトリニダード・トバゴ政府がこの件に関して調査を行い、ワクチン摂取者の睾丸が腫れるようなケースは一件もなかったとして、ニッキーのコメントを完全なるでっち上げで、事実無根だと否定した。

この調査に想定以上の無駄な時間を費やしてしまったと発表したトリニダード・トバゴの保険当局は、次のようにコメントした。”現状、コロナワクチンの摂取者で、抗癌が腫れたようなケースは一件も届けられていない。この事実無根なクレームに莫大の無駄な時間と人員を費やしてしまった。”

さらにニッキーのこの発言に英国政府や、アメリカ政府からも強い反感の声が上がっており、アメリカ政府はホワイトハウスから直々にニッキーに電話をかけ、ワクチンの効果を説明すると本人に持ちかけたが、当のニッキーはこの招待の意図を完全に誤解しており、ビジネスのためにホワイトハウスから招かれたと、これまた勘違いの発言をTwitterで投稿してしまい、とうとうTwitter社から一時的にアカウントに使用制限がかけられる事態になってしまっている。

これを受け、もう二度とTwitterで発言はしないと逆に怒りを露わにしているニッキーだが、Twitter社はこの件に関しても彼女のアカウントに制限をかけた記録はないと、本人の発言を否定している。真意がどこにあるのかは不明だが、実際にワクチン摂取後に睾丸が腫れたと報告されたケースがないのは事実で、どうやらアカウントも制限されていないニッキーの次の発言が注目される。