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No.22 都営10-300形(3次車) 新線新宿〜高尾山口


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都営10-300形 新線新宿〜高尾山口.m4a
〜都営10-300形(3次車)〜
車体
JR東日本の常磐緩行線用E233系2000番台をベースに製作した。
車体構造については、万が一の側面衝突事故発生時の安全性向上を目的として、車体強度の向上が図られている。外観デザインは新車であることが明確に分かるデザイン。側面は今後導入が考えられるホームドアを設置した場合を考慮して車両上部を強調できるものとした。
前面形状は全体的にブラック仕上げとなり、前照灯は上部に2灯まとめた配置から、下部に1灯ずつの配置へ変更している。側面のラインカラー帯は、側窓上部に黄緑色の太いラインを配置し、側窓下部には紺色の細いラインを配置している。合わせて戸袋部にはスピード感を表す斜めのラインが入れられている。車体外板仕上げは1・2次車では一部光沢外板[24]としていたが、3次車では汚損防止策として全面的に光沢外板(ベルトグラインド仕上げ)を採用した。車外の種別・行先表示器はフルカラーLED方式を採用している[26]。
車内
車内はバリアフリー化とユニバーサルデザインの向上を図った。内装は白色の化粧板ベースとして、室内の明るさを強調したものとした。座席端袖仕切板は乗客への安全性を考慮して、2010年に増備した10両編成化用中間車と同等のものとしている。座席表地は、座面は一般席を緑色系、優先席は青色系としたことは1・2次車と同様であるが、3次車では背ずり(背もたれ)は紅葉や木々をイメージした黄色系を採用しており、袖仕切板の柔らかな木目調と合わせて心休まる空間を演出している。また、座面は座り心地向上のため、弾力性のあるスプリングを採用している。
各座席間・座席端部に設置している縦握り棒(スタンションポール)は通路側にカーブした形状として、立客が使いやすい形状とした。優先席は各車端部に設置されており、荷棚の高さを約50mm低くしているほか、縦握り棒は黄色着色品とし、さらに握り棒を1本追加している。側窓ガラスはUVカット・熱線吸収ガラスに新たに赤外線(IR)カット機能を追加したガラスを採用している。客用ドアはステンレス無塗装仕上げで、ドアガラスは複層構造となっている。客室照明はLED照明を本格採用しており、消費電力を約30%削減している。
ドア上部には17インチ液晶モニタによる車内案内表示器(1画面)を設置しており、後に広告画面の増設を行った。また、広告画面にて天気予報やニュースを流すようになった。バリアフリーへの配慮として、各出入口部の床敷物は黄色柄としたほか、客用ドアの戸先部には黄色のマーキングを実施している[26]。また、ドア開閉時に赤く点滅する「ドア開閉表示灯」を設置した。冷房装置は58.14kW(50,000kcal/h)出力品に増強。
制御装置など
制御装置はIGBT式VVVFインバータ装置に変更はないが、3レベル方式から2レベル方式として、機器の信頼性向上が図られている(主電動機は95kW出力で、変更なし)。補助電源装置は冷房装置の能力向上に伴い、電源容量を260kVAに向上させている。このほか、情報制御装置(TIMS)は伝送速度を2.5Mbpsから10Mbpsへと大幅に向上させている。
台車
JR東日本E231系のDT61/TR246系をベースに開発された軸梁式台車だが、新宿線に合わせて軌間を1372㎜に、また軸距も前任の10-000形電車の台車と同じく2200㎜とされた。牽引装置は1本リンク式。乗り入れ先の京王線内での将来的な速度向上に備え、ヨーダンパの取り付けにも対応。
T-10B(TS-1029):M台車
T-10C(TS-1030):T台車(Tc車先頭側)
T-10D(TS-1030A):T台車(Tc車連結側・T車)
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trainsoundBy こまち&はやぶさ