trainsound

No.23 都営5300形 押上ー五反田


Listen Later

都営5300形 押上〜五反田.m4a
東京メトロと都営の共通一日乗車券で乗車しました。都営浅草線は泉岳寺で京急、押上で京成と接続し、直通運転を行っている。
〜都営5300形について〜
車内設備
内装
内装は東京の粋な町である「浅草」をイメージしたものとし、具体的には都営浅草線に沿って流れる隅田川を中心とした早春に川沿いに咲く「桜」を表現することとした。
このことから、化粧板は「桜」をイメージしたもので、壁面を白基調の「トレンドシティ柄」、天井は白色とした清潔感あるデザイン。床敷物は中央部を石目調グレイッシュピンク色、外側を薄茶色とすることで、「桜の花びらでおおわれた小道」を表現している。
座席はバケット式ロングシートであり、表地の色は背ずり(背もたれ)は「桜」を表現するコーラルピンク色、座面は「土の香り」をイメージするダークグレー色とした。
シルバーシート(現・優先席)は高齢者や障害者への尊重を表現する紫色とした。1人分の座席掛け幅はドア間の8人掛け(一部5人掛け)長いすが460mmだが、車端部は5人掛け(一部は2人掛け)で560mmとやや広めに確保されている。ただし、その後は濃いピンク色、優先席は濃い青色への交換が進んでいる。
客室は握り棒や袖仕切りなど丸みのあるデザインを採用した。荷棚はステンレスパイプ式、側窓の巻き上げカーテンは「隅田川のさざなみ」をイメージ。
天井はラインフローファン方式を採用し、中央に補助送風機であるラインデリア(先頭車5台・中間車6台)の収納された整風板、両端に冷房吹き出し口がある。消火器は優先席部の座席下に収納されている。連結面間の貫通路幅は1,100mmと広く、貫通扉は2両に1か所片側に設置(4号車と5号車の連結部は両側設置)の両開き式でドアクローザ式。
旅客案内機器
車内ドア上には千鳥配置でLEDスクロール表示式の車内案内表示器がある。表示器が無い側の上部には厚紙による路線図がある。
駅番号は車内案内表示器、路線図ともに浅草線内のみの対応である。
いずれの表示器・路線図上部には「このドアが開きます」の戸開予告灯が2つあるが、乗り入れ先の他社線内では作動しない。また戸開閉時にドアチャイムも鳴動する。
なお、このドアチャイムは左右の扉で鳴動するチャイム音が若干異なる。押上方面(京成成田・印旛日本医大方)を先頭にした場合で、進行方向左側のチャイムのほうがトーンがやや高く、逆に右側ではやや低い。
LED案内表示器の内容は、浅草線内と他社線内では次のように異なっている。
浅草線 - 停車中は現在駅表示、または自駅発・自駅終着を無限スクロール。走行中は次駅(橙色で表示)と乗り換え案内を流し、次駅を固定表示したあと、到着直前に案内をスクロールする。なお、本路線内では駅番号も表示される(押上駅に関しては本路線の「A-20」のみ表示)。
京成線 - 停車中は種別・行先を無限スクロール、走行中は種別・行先・次駅(緑色で表示。駅番号は表示されない)・乗り換え案内(同社3700形の旧表示機器に類似した表示)を1回ないし2回スクロールする(次停車駅までの距離により変動)。また、成田乗り入れ時は成田空港における下車駅注意の表示もスクロールされる。なお、到着直前の案内は行なわれない。
北総線・京急線 - 次駅案内が行なわれず、種別・行先が約2分に1回のペースでスクロール表示される(停車中・走行中を問わず)。
走行機器など
制御装置
主電動機の1時間定格出力は165kW(5327編成は180kW)で、電動車1両に4基を装備している。主回路制御はGTO素子によるVVVFインバータ制御(三菱電機製T-INV1形、素子容量は4500V・2000A)を採用。1基のインバータで4個の電動機を駆動する「1C4M」制御。磁励音は一定の音階のまま起動前進するタイプである。車内では主電動機三相交流化により、都営地下鉄の車両で初めて客室内の主電動機点検蓋(トラップドア)が省略された。
台車
台車は近畿車輛製の軸箱支持装置に軸ばね(コイルばね)の前後を筒型積層ゴムブッシュにより違う高さで軸箱と連結したダイレクトマウント式の空気ばね台車(電動台車:T-1B (KD302) /付随台車:T-1C (KD302A))を装着している。ただし、直通先である京浜急行電鉄(京急)の車両規定により、ボルスタレス台車は採用していない。
ブレーキ装置など
基礎ブレーキ装置は、電動車が片押し式踏面ブレーキ、付随車は片押し式踏面ブレーキ併用ディスクブレーキである。レール塗油装置は5310・5316・5326編成の7号車の押上側に取り付けられている。
補助電源装置は135kW出力のDC-DCコンバータ方式であり、電源変換は架線からの直流1,500Vを直流600Vに降圧し、空気圧縮機や冷房装置に供給する 。さらに、この直流600Vを内蔵の静止形インバータ(SIV)で単相交流200Vに変換、また整流装置で直流100Vに変換するシステムである。
冷房装置は冷却能力48.9kW(42,000kcal/h)の集中式を1基搭載。制御方式はインバータによる容量可変式を採用し、DCコンバータからの直流600V電源を使用する。
...more
View all episodesView all episodes
Download on the App Store

trainsoundBy こまち&はやぶさ