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No.4 東急2000系 渋谷〜あざみ野


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東急2000系 渋谷〜あざみ野.m4a
急行運用を録音。
〜東急2000系について〜
車体
9000系とほぼ同様のステンレス鋼製20m級軽量車体の4扉車である。そのため、外見はほとんど同系と同じで、これは車両設計費の低減や構体・扉・窓などの部材を共通化することで予備品の低減、さらに運転時・検修時の取り扱い作業の標準化・統一を図る目的。前面と側面には東急のコーポレートカラーである赤色のラインカラーを巻く。
前面は非常口貫通式としており、地下鉄線内での非常用の梯子が設置してある。当初は小形であったが、後年に大形のものへと交換した。2005年(平成17年)1月に3編成すべてに補助排障器(スカート)を装着。
行先表示器は、5000系列と同じ種別はフルカラーLED、行先は白色LED式になっている。
3号車にあたるデハ2200形の妻面と床下には半蔵門線用の誘導無線アンテナと無線送受信機本体を搭載している。また、後年に車両間転落防止幌が設置された。
冷房装置は1000系1006F以降と同一の東芝製で11.6kW (10,000kcal/h) 容量のRPU-2214C形を1車あたり4台搭載しているが、2台をまとめて1つのキセに収めることにより、見ばえの向上とパンタグラフ搭載車と非搭載車での配置の共通化を図った。冷房制御方式は1000系で実績のあるインバータによる能力可変制御を採用し、快適性の向上を図っている。
制御装置など
GTO素子を用いた日立製作所製VVVFインバータ制御装置(VF-HR-132形)を採用、1台の制御器で2両分8個のモーターを制御する1C8M制御方式である。
主電動機はTKM-92形かご形三相誘導電動機(出力170kW、端子電圧1,100V、電流115A、周波数64Hz、回転数1,860rpm)である。
ブレーキ装置はATCと連動したHRA(ハイ-レスポンス-アナログ)方式であり、回生ブレーキを併用したアナログ指令式の全電気指令式空気ブレーキである。ブレーキ制御には遅れ込め制御を併用している。
空気圧縮機 (CP) はレシプロ式低騒音形のHS-20-1形を編成で4台搭載している。補助電源装置は東芝製GTO素子を使用した170kVA出力静止形インバータ (SIV) であり、編成で3台搭載している。集電装置は菱形パンタグラフ(PT44-S-D-M形)であり、9000系と同一品。
現在の保安装置はいずれも東急線・東京メトロ用のATC装置を搭載している。
台車
9000系(試験車を除く)から採用しているボルスタレス台車を基本としているが、円筒形積層ゴム式軸箱支持装置の採用などにより、高速時の乗り心地を向上させた。形式はTS-1010・TS-1011形である。基礎ブレーキは電動車が片押し式踏面ブレーキ、付随車はディスクブレーキとしている。本系列での採用を前に9000系クハ9015号において1991年(平成3年)3月から6月にTS-1009台車として実車試験を実施して、採用に問題がないことを確認した。
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trainsoundBy こまち&はやぶさ