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No.539 直美がわるいというより医療になっていないから問題


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要約

この会議では、ひめ先生とマツバラ氏が「直日」(医師が研修2年後に直接美容医療分野に進むこと)の問題について議論しています。ひめ先生は、美容医療の現状と問題点について詳細に分析し、特に医師としての専門性や医学的根拠の欠如を指摘しています。

ひめ先生は、医師が直接美容医療に進む理由として、待遇面や給与面の問題を挙げています。研修医が先輩医師の厳しい労働環境を見て、より良い待遇を求めて美容医療分野に流れる傾向があると説明しています。しかし、ひめ先生が特に問題視しているのは、医師としての資質や専門知識の不足です。

美容医療の分野では、眼科や皮膚科などの他の専門分野と異なり、体系的な医学教育や専門書が不足していることが指摘されています。ひめ先生によれば、研修2年後にすぐに美容クリニックの院長になるケースもあり、医師としての総合的な診療能力が培われないまま患者を診ることになる問題があります。

  • 直接美容医療への参入問題:
  • 研修2年終了後に直接美容医療(美容外科・美容皮膚科)に入る医師たちの増加
  • これが医療の偏在や地域医療の医師不足を引き起こしている可能性
  • 医師が美容医療を選ぶ理由:
  • 給与・待遇面での魅力
  • 一般診療科での厳しい労働環境と比較して選択される傾向
  • 医師としての資質形成の課題:
  • 直接美容医療に入った場合、一般的な診療知識や経験が不足
  • 他の専門科(眼科、皮膚科など)と異なり、総合的な医療知識を培う環境が整っていない
  • 学問としての確立不足:
  • 美容皮膚科学や美容形成外科学の専門書が医学書コーナーに存在しない
  • 医学として体系化されていない現状
  • 診療プロセスの歪み:
  • 通常の医療では「診察→診断→治療」の流れだが、美容医療では患者が治療法を先に決めてくる傾向
  • 医師による適切な診察・診断プロセスが軽視されている
  • 海外の美容医療との違い:
  • スペインやアメリカでは美容医療が学問として確立
  • アメリカではFDAの承認を受けた薬剤のみ使用可能
  • 日本では未承認薬を個人輸入して使用するケースが多い
  • 医療としての正常化:
  • 通常の医療プロセス(症状→診察→治療法提案)への回帰
  • 承認された薬剤・医療材料の使用促進
  • 学問としての確立:
  • 美容医療の専門知識を体系化する必要性
  • 医師の専門性を高めるための教育体制の整備


プロジェクト同期/状況更新 議事録美容医療の現状と課題美容医療の構造的問題国際比較改善への提案今後の課題美容医療の医療としてのあり方を見直す美容医療の学問的体系の構築患者の認識改善と適切な医療プロセスの確立

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