童声(女声)合唱とピアノによる『イーハトーヴ組曲』の終曲は、宮澤賢治の「ポランの広場」と、「ポラーノの広場のうた」の歌詞を合体させたものです。ことに、「ポラーノの広場」の部分のコラールは賢治の詩と一体となって美しく、この部分だけを抜粋して演奏されることもあります。
VOCALOID の‘Meiko’をベースにした合唱でお聴き下さい。
<歌詞>
つめくさの花の 咲く晩に
ポランの広場の 夏まつり
ポランの広場の 夏のまつり
酒を呑まずに 水を呑む
そんなやつらが でかけて来ると
ポランの広場も 朝になる
ポランの広場も 白ぱっくれる。
つめくさの花の かほる夜は
ポランの広場の 夏まつり
ポランの広場の 夏のまつり
酒くせのわるい 山猫が
黄いろのシャツで出かけてくると
ポランの広場に 雨がふる
ポランの広場に 雨が落ちる。
つめくさのはなの 終る夜は
ポランの広場の 秋まつり
ポランの広場の 秋のまつり
水をのまずに酒を呑む
そんなやつらが威張っていると
ポランの広場の 夜が明けぬ
ポランの広場も 朝にならぬ。
つめくさの花のしぼむ夜は
ポランの広場の秋まつり
ポランの広場の秋のまつり
酒くせの悪い山ねこは
黄いろのシャツで遠くへにげて
ポランの広場は朝になる、
ポランの広場は 夜が明ける
つめくさ灯ともす 夜のひろば
むかしのラルゴを うたひかはし
雲をもどよもし 夜風にわすれて
とりいれまぢかに 年ようれぬ
まさしきねがひに いさかふとも
銀河のかなたに ともにわらひ
なべてのなやみを たきゞともしつゝ
はえある世界を ともにつくらん