本日はADHDについてお話ししました。可能な限り、現在の医学・心理学の標準的な見解をお話しするように努めております。
【用語について】
議論が煩雑になるので説明を省きましたが、今回は「発達障害」という言い方を採用しています。DSM-5-TRにおいては「神経発達症」という用語に置き換えられてはいますが、まだ一般に膾炙してはいないと判断し、あえて発達障害で統一をしています。ご承知おきください。
また、ASDを「自閉症スペクトラム症」と言い間違えています。「自閉スペクトラム症」が正しい用語です。申し訳ございません!
【参考】
1)北洋輔, 平田正吾, & 浅川淳司. (2019年). 発達障害の心理学 : 特別支援教育を支えるエビデンス. 福村出版.
2)成田奈緒子. (2023年). 「発達障害」と間違われる子どもたち. 青春出版社.(今回は特段言及していませんが、子どもの「発達障害に見える行動」がさまざまな要因で引き起こされうることを取り上げている著作です。今回述べた診断基準と対比することで、どのような状態が発達障害と呼ばれているのかが深く理解できるよに思います)
3)※ニューロダイバーシティに関する記事です https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/neurodiversity/neurodiversity.html
4)※クリニックによる一般向けのADHDについての解説記事です https://yokohama-mental-clinic.jp/menu/developmental-disorders/adhd/
【出典】
1)American Psychiatric Association, 日本精神神経学会, 高橋三郎, 大野裕, & 染矢俊幸. (2023年). DSM-5-TR精神疾患の分類と診断の手引. 医学書院.
2)Franke, B., Michelini, G., Asherson, P., Banaschewski, T., Bilbow, A., Buitelaar, J. K., Cormand, B., Faraone, S. V., Ginsberg, Y., Haavik, J., Kuntsi, J., Larsson, H., Lesch, K.-P., Ramos-Quiroga, J. A., Réthelyi, J. M., Ribases, M., & Reif, A. (2018). Live fast, die young? A review on the developmental trajectories of ADHD across the lifespan. European Neuropsychopharmacology, 28(10), 1059–1088. https://doi.org/https://doi.org/10.1016/j.euroneuro.2018.08.001
<タイムスタンプ>
00:00 - 01:25 導入
01:25 - 04:51 診断基準・自称ADHD・グレーゾーンの定義
04:52 - 08:16 自称ADHD・グレーゾーン等に対する見解(立場表明)
08:17 - 12:27 症状・有病率・原因
12:28 - 16:35 診断基準・診断材料・IQ検査
16:36 -18:42 2次的障害
18:43 - 21:31 大人の発達障害・(治療法)
21:32 - 22:43 ぜひ感想をお願いします!
22:44 - 27:57「脳の多様性」の良い面・悪い面
27:58 - 29:20 結び
<番組紹介>
心理学を愛する語り手が、様々なトピックについて話します!社会心理学・発達心理学・学習心理学の話題に加えて、日常での気づきや疑問についても取り上げます。また、語り手が携わってきた、大学受験指導の経験をお伝えすることもあります。複雑で難解な議論はありません...!気軽に聞き流してみてください!
※Spotify・Apple Musicは毎週土曜日に投稿。※YouTubeは編集の都合上、多少前後します。
<語り手の紹介>
名前:ながた
専攻:心理学。特に発達神経症・教育システムに関心がある。
事業:「学習支援こすも」を運営。有償の個別指導に加えて、無料相談の枠も設置している。今の教育制度では十分に学ぶことのできない状況にある方々が、平等かつ自由に勉強できるような環境づくりを目指す。
メールの宛先:[email protected]
学習支援こすも:https://educationcosmo.com/
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