今回の対話は、朱璕(シュン)くんの内面に、もう一歩踏み込んでいきます。
ロードバイクにおける「足るを知る」感覚。限られた条件の中で、ただ走る。勝てないことも受け入れながら、粛々と前に進むという姿勢。
高校時代、バスケットボールで培った「勝ちにいく」マインドも、もちろん嫌いじゃない。誰だって、自分の人生の主人でいたいものだから。
けれど今は、受け入れること——静かでしなやかな強さにも惹かれている。
話題はやがて、自己実現とサービスの関係へ。
ドラマ『SUITS』と『Billions』が登場します。
『SUITS』は、「かっこよくあること」や「綺麗に勝つこと」の世界。どれだけ“変数”をいじれるかが問われる勝負の場です。
一方『Billions』は、勝負をあくまでゲームとして受け入れる感覚。目的のために動く人びとの姿が、冷静に、鮮やかに描かれます。
終盤、不思議と「川」の話にたどり着きました。最初の話題に自然と戻ってしまうのも、対話の流れの妙ですね。
治水に注力する。できるだけ川をコントロールしようとする美学もある。けれど同時に、川の流れや性格を“読む”ことで見えてくる世界もある。
政治学を学んだ背景が、そんな彼の思考にも静かににじみ出ていました。朱璕くん、政治学は君にぴったりだったな。
26歳の現在地から見える、川の流れ。
自分の言葉を、自分の耳で聞くということ。
そうやってはじめて、見えてくるものがあるのかもしれません。
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