脱字通信【音楽番組】

ラップの聴き方入門 〈ライム編〉(feat.じょん from ゲツマニぱん工場)


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YouTubeチャンネル「ゲツマニぱん工場」のじょんさんが登場。“しっかり聴く”というスタイルでお馴染み、英語も堪能なじょんさんと番組ホストのもこみが全2回にわたってお届けする「ラップの聴き方入門」、最初のテーマは、韻(ライム)です。


きっかけは一つのTikTok動画でした。「韻」のハッシュタグが付いているものの、どう聞いても韻を一つも踏んでいないラップバトルの切り抜き動画を踏まえて収録した回です。その動画内のラッパーは、多少の言葉遊びはしているもののライミングは一切していませんでした。それにもかかわらずコメント欄には「韻」を褒める声が。これは一体どういうことなのか?ディスりたいわけではなく冷静に「韻」について語り合います。


「韻」はどういうものでどれほど重要なのか、良い韻とはどういうものなのか。本場USのラップと日本語でのラップの違いはどういうところにあるのか?そして、そもそもラップってどうやって聴けばいいのか?にまで話題は深まります。特にライムの気持ちよさをドラムに喩える視点はラップに乗り切れなかった昔の自分に聞かせてあげたい金言。


ちなみにPOP YOURS、レペゼン地球のRolling Loud Thailand起用、YOASOBI「アイドル」のラップパートの是非…などなど話題が上半期に集中しているのは、収録日が7月だからです。。。


【トーク内容】

「韻」を意識し始めたのはいつ?/漢文と韻/もこみの韻の原体験はoasis/エミネムから入って東海岸ラップの名盤を聴き始めたじょんさん/ヒップホップで英語を覚えた/「ラップ」への不良的イメージ/生でみた呂布カルマとファン/ラップをカッコいいものとする価値観へのカルチャーショック/Skaaiのリリック/「SCENE!」のビート制作秘話/日本語ラップの盛り上がり/Skaaiが切り開いた道/ラップスタア誕生の応募総数大増加/それに伴い、色んな人が…/果たしてこれはラップなのか?/ライムとは何か/TikTokで見た衝撃の「#韻」/「韻」を絶賛するコメント欄/日本における韻の認識/「言葉遊び」と「韻」を混同している?/ディスりたいわけではないけど事実は伝えたい/ポップスを含めてライムはリリックのスキルのひとつ/ラッパーをラッパーたらしめるのはライムの量と質/踏み過ぎMF Doom/文章全体で踏むDoom/USラップと日本語ラップの決定的な違い/ライムはドラム?/脚韻=スネア理論/"スネア"の位置がズレてる日本語ラップは聴きにくい?/ライムの質とは?/複数音節で踏むのが「大人のライム」/語順を工夫する"日本語ラップ文法"/ダジャレとの相性の悪さ/海外のダジャレは音は関係ない/イントネーションをいじれるのが日本語の強み


収録日:2023年7月13日


【参考】

じょんさんの「私を構成する42枚」動画

Pusha T「Diet Coke」レビュー(ゲツマニぱん工場)


【楽曲リスト】

・Skaai & Bonbero「SCENE!」

・Madvillain「Figaro」

・Black Star「Re:Definition」

→プレイリスト「ラップの聴き方入門」


【話者】

⁠⁠もこみ⁠

じょんゲツマニぱん工場


【出てきた固有名詞】

Kaneee、uin、03-Performance、tohji、Ralph、¥ellow Bucks、7(nana)、MF Doom、Griselda、Conway the Machine、Benny The Butcher、Westside Gunn、Mos Def

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脱字通信【音楽番組】By もこみ