徒手空拳日記。
2023年3月9日木曜日。
人工音声は、だんだん性能が上がってきて、耳で聴く活字のようなものへと変わってきました。キャラの偏りのない、安心できる人工の声は、読みやすいフォントのようなものでしょう。Audibleは、多くの本がプロの朗読者によって読まれていますが、私にはそのラインナップが売れ線過ぎて、Kindleの読み上げのほうが圧倒的に便利になってしまいました。
You Tubeも、コンテンツにおもしろみがあるチャンネルは、Vtuberでも再生されるようになってきました。むしろ、好き嫌いがはっきり分かれるような生身のYou Tubeチャンネルは、続けているうちにマンネリ化したり、継続できるメンタルが折れたりして、短命に終わることも多いです。
この徒手空拳日記も音声化して2年以上経ちましたが、なんといっても人工音声コンテンツは、制作がラクです。
音声入力したテキストを音声変換して、BGMを乗っけてアップするだけと、手軽です。Twitterの黎明期といまでは、使われ方や役割が全然違うように、You Tubeの役割も、大きく変わっていくでしょう。
私が注目しているのは、私がこれまで書いてきた徒手空拳日記のデータをもとに、24時間365日徒手空拳日記に似たコンテンツを自動生成して、それを垂れ流してくれるような機能です。これが出来上がれば、私が死んでも半永久的に、その日の時事ネタを織り交ぜながら、勝手に音声コンテンツを生成、発信してくれます。聞く人もいないのに、三百年後も続いていたら、笑えます。
半世紀生きた、もう働きたくないでおなじみのYouTuber、ピロヤンは、生活費を稼ぐためにやっていた出前館の配達中に、前方を走っていたスクーターの急な車線変更を避けようとして転んでしまい、腕の骨を折ってしまいました。人間、いつなにがあるかわかりませんが、骨折したら、You Tubeの更新もできません。
この徒手空拳日記Podcastは、片手が使えれば余裕でアップできますが、気力がなければはい、それまでよ、ということだと思います。何事も終わりがあるから、いいのです。日銀も終わる、米国経済も終わる、岸田政権も終わる、はい、終わりなき日常という虚構も終わります。
世界が滅びなくても自分が文明のない場所へ行けばいいのだ。
これは、山奥ニートの葉梨はじめさんによる名ゼリフですが、こうした価値観もアベノミクスがつくりだした妄想であり、世界は滅びます。だから、むしろ文明のある場所へと、物見遊山に帰りましょう。
本日は以上です。ありがとうございました。
ひとの行く裏に道あり花の山