徒手空拳日記

徒手空拳日記

By 徒手空拳日記NewsDaily News
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徒手空拳日記 episodes

  • 百年後も「藪の中」
    徒手空拳日記。
    2023年3月15日水曜日。
    マスクをしていないと、ほんと、視線がいたいです。でも、マスクももちろん付けず、ジョーカーがマレーフランクリンショーのスタジオに、颯爽と出かける時みたいに、歩きタバコをしながら踊るくらいじゃないと、立派なアウトローとは言えません。
    Twitterより、引用します。
    今日薬局に来た、87歳おばあと付き添いの60代の娘がノーマスク。
    「薬局には体調の悪い方もいるのでマスクしてください」と言うと「今日からマスクしなくていいと政府が言ってた。政府よりも薬局が偉いんか」と言われた。
    引用は以上です。政府よりも薬局が偉いんか、というセリフに笑いました。政府よりお前、偉いんか? 私もどこかで使いたい、パワーセンテンスです。以前、徒手空拳日記で、「マスクは個人の自由」とは、事実上のマスク警察禁止令だと書きましたが、マスク警察は、政府のマッポよりは偉くない、という序列がはっきりしたのですね。
    マスクをつけている人をむりやり脱がせる、反マスク警察の登場も懸念されているとのことですが、偉い政府はマスクを脱げと言ってはおらず、マスクは個人の判断なのであるからして、反マスク警察は権力の根拠がありません。
    個人のいない国で、個人の判断、とは草がはえますが、それよりももっと笑ったのが、シリコンバレー銀行の破綻で、預金していたベンチャー企業のリバタリアンが、政府に救済を求めていることです。お前ら、小さな政府どころか、政府なんぞ、いらね、って言ってたよな、と笑いが止まりません。
    1929年の世界恐慌を越えるのではないか、とも言われ始めており、クレディ・スイスとかバンク・オブ・アメリカが潰れてしまう、これまでにないシステミックリスクになりそうです。マスクでごちゃごちゃ言ってたり、WBSに心奪われちゃったり、日本人はいま世界で起きつつある危機を、ほとんど知らされておらず、昭和大恐慌のときも、こんな感じだったのかなあと思います。
    松本清張は、1964年から週刊文春で連載した「昭和史発掘」の第1巻に「芥川龍之介の死」を記し、昭和恐慌という時代のくらさと、芥川の死を結び付けて論じた、とのことですが、
    芥川龍之介が死んだのは、1927年なので、芥川はやはり炭鉱のカナリアみたいなものだったのでしょうか。「ただぼんやりとした不安」で死んでしまった芥川は、百年前はまだ生きてました。1922年には、「藪の中」を書いていました。それを書いてからは、転げ落ちるようでした。百年後の今も、私たちはまだ、あの短篇に似たような、やたら不気味な藪の中にいます。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
    4 min
  • ダメ人間だもの
    徒手空拳日記。
    2023年3月14日火曜日。
    ほんとうに幸福な姿は、淋しさに似ているのかもしれない。と書いたのは深沢七郎ですが、漂泊のなかにおのれをおいて、それでもただ生きている、その寄る辺なさのなかに、実は幸せはあるのかもしれません。寄る辺のないおのれの健在を確認することは、幸せというよりは安らかさです。漂泊とは、なにかをすることではなく、社会において重要だと考えられている常識が、できないことなのです。つまり、漂泊とは、can do ではなく、can not do の状態なのです。
    よって、芭蕉の「漂泊のおもひやまず」は、目の前のうつつから逃げて、己のだめさに身を任せたい、という気持ちだろうと思います。
    昭和の頃は、なんだかんだいっても国全体が成長していたので、漂泊なんていうと、酒場放浪記の吉田類のような、しょうもないアウトローやローンウルフのかっこよさとか、小賢しい思想性、偉そうな哲学、アーティストづらなどの、どこか知的なイメージさえ持っていましたが、そういった、セルフブランディングのウソ八百が剥がれて、令和の漂泊とは、ダメ人間のセルフネグレクトという、本来の世捨てびとイメージに戻ってきました。ホンモノの漂白者に一番近いのは、田代まさしです。
    田代まさし以外には、団地でひとり死んでいく高齢者なども、漂泊者です。NHKや朝日新聞のメガネで世界を見ると、彼らはやたらかわいそうな無縁の人なんですが、当の御本人どもは、can not do、もうだめだという気持ちで生きているだけのことです。
    NHKや朝日新聞は、頭のおかしなcan do anythingの権化ですから、老人にいまさらスマホの使い方を教える番組とか、老人しか投稿してこない読者欄とか、そんなもので時間や空間を埋めているわけです。天声人語の無責任極まりない枕みたいなものを、漂泊だと勘違いしているアホな中高年は、ノーマスクのエアロゾルでこれからばんばん死んでいくだろうなと思います。お墓で聞こえないと思うが、ほんとに悔しいです。ザーメン。
    超高齢化社会とは、生きる屍のワンダーランド、酒場放浪するカネもないので、自宅でトップバリュの焼酎やウイスキーでひとりでに壊れていく、セルフネグレクト社会となります。ペットを安いデジタルカメラで遠隔監視するように、漂泊者もデジタル監視され、動かなくなるとすぐに感知され、自動で焼かれて骨になるので、安心してセルフネグレクトできる時代になります。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
    4 min
  • 個人のいない国
    徒手空拳日記。
    2023年3月13日月曜日。
    そもそも、個人というものが全く確立していないこの国で、今日からマスクは個人の判断になる、なぞのお達しが出ているんですが、そのお達しを出している、大連百貨店バカボン宰相の岸田文雄を筆頭とする、昭和の妖怪の孫たちによる満洲国2.0こそ、個人というものの丸でない、凡庸な悪の集団であって、マスクは個人の判断とか、ちゃんちゃらおかしい、笑わせんなよって思います。
    今日からチェーン店ではとくに、「マスクつけてない人はおことわり」的な脅し文句は撤去されておりましたので、もちろん私は、マスクをばっちり外して、お店でもなんでも、どこへでも入っていきますが、いなかでもほとんど100%の人が、今日も変わらずお顔のパンツをはいてますので、ギョッとした顔で二度見されちゃいます。
    個人の存在しない、または個人が許されない、満洲国2.0の無責任極まりないファシズム思想と対極にあるのが、リバタリアニズムであって、リバタリアニズムとは何かと調べてみますと、個人的な自由、経済的な自由の双方を重視する、自由主義上の政治思想・政治哲学の立場である、と出てきます。
    日本人でリバタリアンといえば、深沢七郎ではないかと、私はにらんでいます。「東京は人口50人くらいでいい」とか、「道徳は誰かが得するようにつくられたもの」といった言葉から、強烈なリバタリアニズムを感じます。私によれば、リバタリアンとは、凡人を虫けらとみなす思想であり、まさに「生まれることは屁と同じ」であると決めつけ、リベラルの胡散くさいヒューマニズムを一蹴します。
    私は、自民党と公明党による、現在の気持ちの悪いカルト政治権力を打ち破るのは、リベラリズムではなく、リバタリアニズムだと思っているので、立憲民主党とか共産党なども自民公明と目くそ鼻くその宗教カルトの亜流であり、はやく滅んでしまえと思っています。
    宗教とか、イデオロギーではまったく解決できない世界を、いかにリバタリアニズムによって生きていくか、それが私の課題です。
    ピーター・ティールは、「未来を正確に予測できる人などいないけれど、次の二つのことだけは確かだ。未来は今と違う、だけど未来は今の世界がもとになっている」と言っていますが、自民党や公明党のキモいカルト政権は、未来でもないし、今の世界でもない、80年間も放置された過去のがん細胞ではないかと思います。
    さらに、ピーター・ティールは、「私達の未来の可能性が、政治によって包含されているとは、もはや信じていない」と言ってますが、日本もまさにその通りで、政治が機能していないのは、政治そのもののオワコン化です。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
    4 min
  • 腑抜けからの復興
    徒手空拳日記。
    2023年3月12日日曜日。
    サラリーマンをやめて2年以上経ちましたが、まるっきりサラリーマンには戻りたくないんですよね。よくドラマなどで、定年退職で腑抜けになってしまう中高年のおっさんがえがかれますが、私の場合は、むしろサラリーマン時代が腑抜けであって、いまが正常であり、ようやっと腑抜けから抜け出したという感覚が強いです。
    私によれば、満洲国2.0の歯車とは、連合赤軍の一員になることとほとんど同じであって、二度とは戻りたくない、ろくでもない日々でしかありません。そういった意味では、サラリーマンから逃げて散ることは、かえって、人間復興、ルネサーンスと言えるのだろうと思っています。
    サラリーマンを辞めた自分を肯定したい一心で、辞めてからの成功に矢鱈とこだわる人もなかにはいますが、そういう人は、かわいそうなことに、いまが腑抜けの状態なんだろうなと思います。競争していないと不安で仕方ないタイプの人は、サラリーマンを辞めないほうがいいと思います。
    週明けから、金融クライシスが始まると思いますが、おそらくこれからゆっくりと、リーマンショックをはるかに超える破壊が起きます。2009年と現在で、なにがもっとも違うかといえば、マネーの総量と、ソーシャルメディアのチカラです。
    週末に起きたシリコンバレー銀行の破綻の引き金を引いたのは、加速主義者でスーパーリバタリアンのピーター・ティールでした。取り付け騒ぎの拡散が格段にはやくなっているのも、銀行前にめちゃくちゃ人が押し寄せて並んでいる動画とか、さまざまな切り口で並べ替えられた潰れそうな銀行ランキングなど、ありとあらゆるデータが、あっという間にSNSを駆け巡るからです。
    そのピーター・ティールによる「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」という言葉にしたがえば、シリコンバレー銀行破綻についての、賛成する人がほとんどいない、大切な真実とは、GAFAなどのITジャイアントが、シリコンバレーのベンチャー企業に仕事を発注しなくなって、彼らが立ち行かなくなり、シリコンバレー銀行の債権が焦げ付いた、という単純な理由なんじゃないかなと思います。
    Twitterジャパンとか、Googleジャパンが、これからEvernoteジャパンみたいに、もぬけの殻になりますので、GAFAの下請けの中小企業は、それよりも真っ先に死んでいるはずです。
    あと、ピーター・ティールは、「競争とは負け犬がするものだ」とも言っていますが、それ、競争しか能のない、日本そのものじゃん。ほんと負け犬だらけです。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
    4 min
  • シリコンバレーショック
    徒手空拳日記。
    2023年3月11日土曜日。
    東日本大震災から12年、干支が一周しましたね。気づけば、木材と比べて、原価のめちゃくちゃやっすいコンクリートで、東北の岸が、がっちり塗りかためられてしまいました。あれ、すべて税金ですよね。あの不気味なコンクリートのかたまりの防潮堤は、400発買ったトマホークで壊せるでしょうか。
    12年前の今日から、世界史で最悪の原発事故を皮切りに、堰を切ったように日本は壊れ始めました。インフラで言えば、震災の翌年に中央自動車道で起きた笹子トンネルの、天井板落下事故なんかも、似たような崩壊でした。
    これもひとつのシステミックリスクでしたし、今年このあと来る景気後退も、震災後はじめてのリセッションであり、システミックリスクです。
    シリコンバレー銀行が秒殺されてしまいましたが、あれは、全米で16位の預金残高なんだそう、預金残高は20兆円を越えるとのことで、
    日本の銀行に当てはめると、16位は北洋銀行、預金の残高が20兆円クラスだと、横浜銀行くらいです。リーマンショックは不動産にジャンクが組み込まれていましたが、いま来つつあるリセッションは、IT産業にジャンクが組み込まれていたバブルなわけで、週明けから金融テロリズムが世界を駆け巡ると思います。
    もうすでに、ウェルズ・ファーゴ銀行で顧客の口座預金が消えてしまうトラブルが起きたりして、バンカメなんかも取り付け騒ぎ前夜、という感じです。VIX指数も跳ね上がりまくり、日本でしか通じない、リーマンショック以来の、次の経済恐慌のネーミングは、シリコンバレーショック、あたりになりそうです。
    その、来たるシリコンバレーショックで日本もまた壊滅するでしょう。リーマンショックでは大阪が壊滅しましたが、シリコンバレーショックでは大阪万博がおそらく壊滅します。Googleジャパンの大量解雇にとどまらず、今度のシリコンバレーショックは、日銀が潰れちゃいます。
    ギリギリ逃げ切ったと安堵しきって、しゃべくりまくりの黒田東彦は、昨日の記者会見で醜い自画自賛に終始していましたが、ここに来てますます、ヤマガミテツヤ改革担当大臣の功績ばかりが浮き上がりつつあります。総務省の公文書テロなんかも、高市早苗への底なしヘイトの結果でしょうし、このぶんで行くと、天下の愚策、ふるさと納税の終わりもすぐそこだと思います。よかったですね。
    戦後レジームをぶっ壊すのは、安倍晋三でもヤマガミテツヤでもなく、おそらくはバンカメ破綻などへと続いていく、シリコンバレーショックだろうと思います。流れが急過ぎて、鬼が怒る、鬼怒川のような2023年になります。それはそれで、よかったですね。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
    4 min
  • ロシアン・ルーレット社会
    徒手空拳日記。
    2023年3月10日金曜日
    今年は関東大震災から100年で、それはちょうど、自動車が日本でも普及し始める頃なんですが、馬車が自動車になったとき、いったいそれを誰が運転するのかという大きな問題が生まれましたが、運転というつまらない単純労働を、自由と結びつけるプロパガンダによって、解決できました。産業革命以後の、機械の奴隷のような苦役のことを、やたらありがたがるように、国民国家というまやかしがでっちあげられました。そんなもの、最初からどこにもないのに。
    あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。
    これは、マハトマ・ガンディーの言葉です。年金の支給開始を62歳から64歳に引き上げることに反対して、フランス全体が機能不全に陥るようなデモやストライキが起きています。そのことも日本ではほとんど取り上げられません。日本では、年金を勝手に減らされても、コロナで老人がたくさん死んでも、デモもストライキもまったく起きません。
    いま起きている日本の死んだふり、凪のような静けさ、そして無抵抗なうえに、米軍を頂点とする世界に完全服従している現状は、一体なんなのかなと不気味です。このままいくと、また夏になれば多くの老人が、虫けらのようにコロナにかかって死んでいきます。年金支給開始年齢の繰り上げどころか、昨年は、その前の年より13万人多く人が死んでいますが、その多くは老人です。
    ついにしあさって月曜日から、マスクは個人の判断、ということは、密になることが避けられない電車やバスに高齢者が乗ると、ノーマスクの人のひまつや、エアロゾルを大量に浴びまくることになります。年老いた役立たずの穀潰しを、ロシアン・ルーレットのように確率で間引いていく社会制度としてのジェノサイドが、岸田文雄のお墨付きで始まります。なんともおそろしい世の中です。
    私にできる、世界によって自分が変えられないようにするためにできることは、社会の役に全くたたない度合いをさらに強めることです。エタノールを飲まない、働かない、だから税金を納めない、テレビを見ない、新聞を読まない、マスメディアのニュースを見ない、他者の資本を太らせない、家庭、学校、会社、軍隊、病院、地域と関わらない、そういった小さなサボタージュを、地道に、しつこく続けていきます。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
    4 min
  • 人工音声は聴く活字
    徒手空拳日記。
    2023年3月9日木曜日。
    人工音声は、だんだん性能が上がってきて、耳で聴く活字のようなものへと変わってきました。キャラの偏りのない、安心できる人工の声は、読みやすいフォントのようなものでしょう。Audibleは、多くの本がプロの朗読者によって読まれていますが、私にはそのラインナップが売れ線過ぎて、Kindleの読み上げのほうが圧倒的に便利になってしまいました。
    You Tubeも、コンテンツにおもしろみがあるチャンネルは、Vtuberでも再生されるようになってきました。むしろ、好き嫌いがはっきり分かれるような生身のYou Tubeチャンネルは、続けているうちにマンネリ化したり、継続できるメンタルが折れたりして、短命に終わることも多いです。
    この徒手空拳日記も音声化して2年以上経ちましたが、なんといっても人工音声コンテンツは、制作がラクです。
    音声入力したテキストを音声変換して、BGMを乗っけてアップするだけと、手軽です。Twitterの黎明期といまでは、使われ方や役割が全然違うように、You Tubeの役割も、大きく変わっていくでしょう。
    私が注目しているのは、私がこれまで書いてきた徒手空拳日記のデータをもとに、24時間365日徒手空拳日記に似たコンテンツを自動生成して、それを垂れ流してくれるような機能です。これが出来上がれば、私が死んでも半永久的に、その日の時事ネタを織り交ぜながら、勝手に音声コンテンツを生成、発信してくれます。聞く人もいないのに、三百年後も続いていたら、笑えます。
    半世紀生きた、もう働きたくないでおなじみのYouTuber、ピロヤンは、生活費を稼ぐためにやっていた出前館の配達中に、前方を走っていたスクーターの急な車線変更を避けようとして転んでしまい、腕の骨を折ってしまいました。人間、いつなにがあるかわかりませんが、骨折したら、You Tubeの更新もできません。
    この徒手空拳日記Podcastは、片手が使えれば余裕でアップできますが、気力がなければはい、それまでよ、ということだと思います。何事も終わりがあるから、いいのです。日銀も終わる、米国経済も終わる、岸田政権も終わる、はい、終わりなき日常という虚構も終わります。
    世界が滅びなくても自分が文明のない場所へ行けばいいのだ。
    これは、山奥ニートの葉梨はじめさんによる名ゼリフですが、こうした価値観もアベノミクスがつくりだした妄想であり、世界は滅びます。だから、むしろ文明のある場所へと、物見遊山に帰りましょう。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
    4 min
  • デフレはまだ続く
    徒手空拳日記。
    2023年3月8日水曜日。
    バブルの経済戦争に日本が負け始めた、1990年代前半に、ビックカメラのコマーシャルで使われていた「高く買ったら損だ」というキャッチコピーが、いまも根強く記憶に残っています。定価を高いと言い切る、価格破壊のスローガンでした。この時から、定価というものは、あってなきがものになったと思います。あれからずっと、デフレが続いているわけです。人間がダイソーだけあれば生きていける、ハイパープライムパラダイムです。
    80年代半ばの、マクドナルドの価格表を見ると、さんざん高くなったと言われている現在よりも、さらに高くて笑えます。今がインフレだ、というのは実は嘘で、基調はまだまだデフレであり、今年後半になると、インフレ観測は消え失せて、再びデフレの色が濃くなるだろうと私は予想しています。
    今だってマクロで見れば需要が全然足りません。海外旅行に出かけたり、美味しい外食を楽しんだりする需要は、今もまだ低迷したままです。全国旅行支援などという天下の愚策も、結局需要を作りきれず、腰折れしています。ダイナミックプライシングを進んで試しているようなビジネスホテルチェーンの料金をチェックすると、一時の強気な値づけが完全に萎えていて、笑えます。
    私はと言えば、サラリーマンの頃にサボってやっていたようなことを、今後の主力事業として位置づけています。つまり、時間と場所の制約をほとんど受けず、固定費がまるでかからない、それ故に、お金はそんなに儲からないが、リスクが低い商売です。年収80万円なら、所得税を1円も納めなくて済みます。
    サラリーマンの頃、喫茶店はお金がかかるしうるさいので、大学の図書館にこもって、パソコンに向かってやっていたような副業が、これからのしょぼい主力事業になります。
    では、暇な時間は何をするか、サウナでアイデアを出し、本は3つくらいの図書館で、それぞれ貸出限度いっぱいまで本を借りて、そのなかから手元に置いておきたい本は惜しみなく買う、それだけでかなり忙しいです。動画はアマプラだけでも観きれないので、Netflix はボンクレや、ゴールデンウィークなど普通の人が休みで、外に出ると混んじゃって身動きが取れない時だけ、会員をアクティブにします。
    地方のシネコンは平日はガラガラなので、安い曜日に見たい作品をはしごしています。サウナや、ガソリンをいれるついでに図書館に立ち寄る、クロネコヤマトもびっくりの、ひと筆書きルートをつくってます。   
    これからの季節は、クルマを日陰に止められる場所を、たくさん知っておくことが、車中の活動時間を長くするためには重要です。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
    4 min
  • メタバースよりマルチバース
    徒手空拳日記。
    2023年3月7日火曜日。
    レジオネラ属菌だらけのボロいスーパー銭湯、とにかくすいているので時々行きます。11回分の回数券が5000円、燃料費が上がったのに、まったく値上げしません。教会のオルガンみたいなサウナは、お値打ち、コスパ良すぎます。私は水風呂には、はいれるのですが、水風呂そのものが北欧では邪道なので、外気浴オンリーです。
    ダイソーの防水メモ帳と鉛筆、チープカシオが、私のサウナ三種の神器です。メモ帳に10分後の時刻を書いておきます。目が悪くて、12分計が読めないんです。腕時計タイプの12分計があったら、欲しいです。サウナの中で思いついたことも、メモします。まわりの目なんて気にしません。
    サウナのなかでは目が悪くてテレビも見えないので、耳栓をして目をつぶっています。ロケットの打ち上げ失敗、三浦瑠麗の旦那逮捕、どうでもいいですよ。そんなことよりエブエブ、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を観ました。こんな映画見たことない、楽しかったなあ。ジャッキー・チェンとタランティーノをいったり来たり、そんな感想です。
    私たちはたった一つのユニバースしか知覚していないけど、マルチバースは存在するのかもしれず、運命とは、マルチバースの相互作用の結果なのかもしれない、なんてことを思いました。
    姪の大学祝を現金書留で送りました。3年前の高校入学祝いは、コロナ禍の最初のパニックのなか、弟の銀行口座にお祝い金を振り込みましたが、ようやっとアフターコロナなので、新券をのし袋にいれて送りました。こういうアナログなプロトコルって、完了するのに2時間くらいかかるんです。郵便局は新券の両替を受け付けてないので、新券をゲットするために銀行にいったり、のし袋を買ったり、お祝いのメッセージを書いたりしていると、半日仕事になってしまいます。
    それでも現金書留にこだわったのは、大学入学祝いとなれば、姪に直接、お祝いを渡すべきだと思ったからで、キャッシュの本質とは、1:1の手渡しなんです。銀行振込手数料とほとんど大差ない金額で、現金書留で送れるのは、日本のデリバリーインフラがまだ優れているところだと思います。レターパックで現金送れはすべて詐欺です。とレターパックには書かれていますが、レターパックでも現金は送れますが、万が一届かなかった場合、保証されません。
    高市早苗が辞めるのが先か、ガーシーが辞めさせられるのが先か、そんなことも、ことごとくどうでもいいですよ。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』がアカデミー賞をとるまで、地方の映画館はガラガラです。観るならいまがチャンスですね。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
    4 min
  • 戦争状態、ほぼ百年
    徒手空拳日記。
    2023年3月6日月曜日。
    この私が、一体何から逃げて散ろうとしているかと言えば、徹頭徹尾、戦争体制からのトンズラなのです。コロナ禍も戦争状態の一部です。どういうことかと言いますと、戦闘状態に近いヒエラルキーによる監視や、隣組のような会社の人間関係が嫌なんです。学校って、軍隊じゃないですか。
    リーダーシップにせよ、チームワークにせよ、国民軍の基本仕草なわけで、幼稚園から定年退職まで、昔も今も実はほとんど大差のない、戦闘体制に組み込まれるのはつらいなあと思っているんです。
    野球部にしろ、吹奏楽部にしろ、基本的には戦争のアナロジーなんです。しごきとか、年功序列とか、戦争みたいなものですよね。田舎生活も、地域という単位は、日本軍の部隊における最小単位でした。相互監視で、逃げも隠れもできない環境を強いられたのです。クラウドソーシング強盗の、ルフィーのやりかたは、高額バイトにつられて応募してきた知恵遅れの身元を免許証を押さえて、言うことを聞かなければバラす、と脅したわけで、敗戦前の軍隊と、まったく同じやり方なのです。
    日本は1920年代からもうかれこれ100年くらいずっと、戦争状態に近い抑圧のなかにいます。米軍に負けちゃってからも、キチガイどもが今度はゲリラ的な経済戦争をやり続けているのです。伊藤忠商事についての「財閥系を超えた最強商人」というタイトルの本を本屋で見かけて、伊藤忠商事はあたかも、財閥とは関係ない、自由な社風だと言いくるめたいのでしょうが、単に歴史を知らない、いまの人をだまくらかそうとしているなと思いました。
    敗戦後の伊藤忠商事を大きくした人物は、瀬島龍三ですが、このお方は、敗戦時の関東軍参謀です。彼は11年に及ぶ地獄のシベリア抑留を生き抜いて、幽霊のように日本へ帰ってきて、瀬島は死んだかと思っていた敗戦後の生き残りエリートを、その気迫でビビらせ、戦争を生き残ったエリートを、牛耳ったのだと思います。
    さっき、スパイスカレーをつくりながら、Amazon EchoでNHKラジオを聴いていたら、なんのコーナーかはわかりませんが、ディストピア小説とは何か? といったことを喋っていましたが、私によればNHKそのものが、不気味なディストピア放送局で、わらわら笑えます。
    NHKも、敗戦前には満洲電信電話にいたゴロツキを、敗戦のあと大量に引き受けています。放送技術などという、ありもしない架空の技術を独占して、国民が自由にものを考えられる力を百年ちかく奪ってきたNHKの罪は極めて重大だと思います。本は読めないがテレビはわかる、日本人の8割をだまくらかしている罪は、活字プロパガンダよりも、はるかに重いと思います。
    本日は以上です。ありがとうございました。
    ひとの行く裏に道あり花の山
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