徒手空拳日記。
2023年3月11日土曜日。
東日本大震災から12年、干支が一周しましたね。気づけば、木材と比べて、原価のめちゃくちゃやっすいコンクリートで、東北の岸が、がっちり塗りかためられてしまいました。あれ、すべて税金ですよね。あの不気味なコンクリートのかたまりの防潮堤は、400発買ったトマホークで壊せるでしょうか。
12年前の今日から、世界史で最悪の原発事故を皮切りに、堰を切ったように日本は壊れ始めました。インフラで言えば、震災の翌年に中央自動車道で起きた笹子トンネルの、天井板落下事故なんかも、似たような崩壊でした。
これもひとつのシステミックリスクでしたし、今年このあと来る景気後退も、震災後はじめてのリセッションであり、システミックリスクです。
シリコンバレー銀行が秒殺されてしまいましたが、あれは、全米で16位の預金残高なんだそう、預金残高は20兆円を越えるとのことで、
日本の銀行に当てはめると、16位は北洋銀行、預金の残高が20兆円クラスだと、横浜銀行くらいです。リーマンショックは不動産にジャンクが組み込まれていましたが、いま来つつあるリセッションは、IT産業にジャンクが組み込まれていたバブルなわけで、週明けから金融テロリズムが世界を駆け巡ると思います。
もうすでに、ウェルズ・ファーゴ銀行で顧客の口座預金が消えてしまうトラブルが起きたりして、バンカメなんかも取り付け騒ぎ前夜、という感じです。VIX指数も跳ね上がりまくり、日本でしか通じない、リーマンショック以来の、次の経済恐慌のネーミングは、シリコンバレーショック、あたりになりそうです。
その、来たるシリコンバレーショックで日本もまた壊滅するでしょう。リーマンショックでは大阪が壊滅しましたが、シリコンバレーショックでは大阪万博がおそらく壊滅します。Googleジャパンの大量解雇にとどまらず、今度のシリコンバレーショックは、日銀が潰れちゃいます。
ギリギリ逃げ切ったと安堵しきって、しゃべくりまくりの黒田東彦は、昨日の記者会見で醜い自画自賛に終始していましたが、ここに来てますます、ヤマガミテツヤ改革担当大臣の功績ばかりが浮き上がりつつあります。総務省の公文書テロなんかも、高市早苗への底なしヘイトの結果でしょうし、このぶんで行くと、天下の愚策、ふるさと納税の終わりもすぐそこだと思います。よかったですね。
戦後レジームをぶっ壊すのは、安倍晋三でもヤマガミテツヤでもなく、おそらくはバンカメ破綻などへと続いていく、シリコンバレーショックだろうと思います。流れが急過ぎて、鬼が怒る、鬼怒川のような2023年になります。それはそれで、よかったですね。
本日は以上です。ありがとうございました。
ひとの行く裏に道あり花の山