徒手空拳日記

ロシアン・ルーレット社会


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徒手空拳日記。
2023年3月10日金曜日
今年は関東大震災から100年で、それはちょうど、自動車が日本でも普及し始める頃なんですが、馬車が自動車になったとき、いったいそれを誰が運転するのかという大きな問題が生まれましたが、運転というつまらない単純労働を、自由と結びつけるプロパガンダによって、解決できました。産業革命以後の、機械の奴隷のような苦役のことを、やたらありがたがるように、国民国家というまやかしがでっちあげられました。そんなもの、最初からどこにもないのに。
あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。
これは、マハトマ・ガンディーの言葉です。年金の支給開始を62歳から64歳に引き上げることに反対して、フランス全体が機能不全に陥るようなデモやストライキが起きています。そのことも日本ではほとんど取り上げられません。日本では、年金を勝手に減らされても、コロナで老人がたくさん死んでも、デモもストライキもまったく起きません。
いま起きている日本の死んだふり、凪のような静けさ、そして無抵抗なうえに、米軍を頂点とする世界に完全服従している現状は、一体なんなのかなと不気味です。このままいくと、また夏になれば多くの老人が、虫けらのようにコロナにかかって死んでいきます。年金支給開始年齢の繰り上げどころか、昨年は、その前の年より13万人多く人が死んでいますが、その多くは老人です。
ついにしあさって月曜日から、マスクは個人の判断、ということは、密になることが避けられない電車やバスに高齢者が乗ると、ノーマスクの人のひまつや、エアロゾルを大量に浴びまくることになります。年老いた役立たずの穀潰しを、ロシアン・ルーレットのように確率で間引いていく社会制度としてのジェノサイドが、岸田文雄のお墨付きで始まります。なんともおそろしい世の中です。
私にできる、世界によって自分が変えられないようにするためにできることは、社会の役に全くたたない度合いをさらに強めることです。エタノールを飲まない、働かない、だから税金を納めない、テレビを見ない、新聞を読まない、マスメディアのニュースを見ない、他者の資本を太らせない、家庭、学校、会社、軍隊、病院、地域と関わらない、そういった小さなサボタージュを、地道に、しつこく続けていきます。
本日は以上です。ありがとうございました。
ひとの行く裏に道あり花の山
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