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この世の悪と邪悪の問題については、まず、ギリシャのストア学派の考えから見ていきたいと思います。なぜなら、悪と邪悪、その起源について、彼はとても重要視したからです。
人間の意志は、この世で生きる肉体的な生活の中で、本質的には人間の死のために働くものです。私たちの頭の組織について言えば、私たちは絶えず死んでいるのであり、あらゆる瞬間に死んでいると言えるのです。
霊界と物質世界は別のものです。そして、この違いの最大のものは、物質という幻想なのです。この世の物質主義という幻想に陥った人間の魂は、霊界に入ると、霊的真実の中に置かれることになります。その中で私たち人間を苦しめるのは、物質世界には物質を司る神霊が存在し、その神霊はいわゆる悪魔的な存在であることに気づくことです。
霊的な世界では、さまざまなことを償おうとする衝動が、カルマとして私たちの中に生み出されています。もちろん、このカルマという重要な主題に関して考慮されるすべてのことを話すとしたら、沢山の事例を列挙しなければならないでしょう。
例えば、次のようなケースを考えてみましょう。 私たちが霊界の真夜中の後の時期にいるとします。そこで、私たちは、自分が経験したある喜びを振り返って、「これらの経験の影響を力を、魂の能力に変えることができる」と自覚したとします。しかし、次のようなことも起こる可能性があるのです。
私たちが、これらの過去の経験を能力に変えているとき、この現在の状態では、ある特定の元素存在が私たちを妨害するのです。これは本当に起こりうることなのです。これらの元素存在は、私たちが喜びから能力を獲得することを許さない、ということに直面することがあるのです。
第五福音書
南十字白金魚のオーディオブック
Book / Rudolf Steiner. GA148
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