今回は一貫性の原理について話していこうと思います。
一貫性の原理とは、一度決めたことを否定することができない人間の性のようなものです。
一度決めたことを変えられない理由は、否定をしてしまうと過去の自分を否定することになるからです。
つまり、過去の自分を否定してしまうことになるので仮に正しいことであったとしても、それを認めることができないのが「一貫性の原理」です。
ある事例を今回はご紹介しようと思います。
そこでは2つのアイスクリームがあります。
1つは普通のアイスクリーム。
もう一つはアイスクリームに生クリーム+トッピングがついているものです。
両者の値段は前者が250円。後者は350円です。
(ちなみに、アイスクリーム+生クリームのみの値段は350円です。また、これは本来メニューにない注文内容です。)
そこでは、2つの頼み方をしていました。
1つ目の頼み方はウェイトレスにアイスクリームに生クリームを乗せて出してほしいといった頼み方。
もうひとつは、アイスクリームをだけを注文した頼み方。
ただしこのとき、注文が終わってからウェイトレスのほうに声をかけて、もう一度ウェイトレスに声をかけて「やはり生クリームだけをかけてくれ」というふうに注文をしました。
この結果は、前者はもちろん250円。これは理解できます。
ところが、後者も250円でした。
なぜ250円になったのか?
話を少し整理したいと思います。
情報を整理すると、
アイスクリームのみの値段は250円、
アイスクリームに生クリームだと350円、
アイスクリーム生クリーム+トッピングも350円
です。
実際に上の例では、アイスクリームのみを頼んだ後に生クリームの追加を依頼すると250円になりました。
これが起こった理由は、生クリームを追加するタイミングにあります。
どういうことかと言うと、アイスクリームをウェイトレスに頼んだ後、ウェイトレスはそれを承諾します。
その後、注文者が「生クリームの追加をしてほしい」とウェイトレスに言う。
ウェイトレスはそのクリームの追加をするわけですが、その前に注文者からアイスクリームを頼まれています。
なので、生クリーム代を請求すると、過去の自分を否定することになるので、承諾することができない。という流れです。