「日本の所得税は高いのか? 世界の所得税率と比べてみた」 「日本の所得税は高いのか? 世界の所得税率と比べてみた」。個人が支払っている税金の中で多いものといえば、所得税。日本の所得税は高いと言われますが、果たして本当なのかを世界の所得税率と比べてみました。。。。。出演:頼藤 太希(よりふじ・たいき)、高山 一恵(たかやま・かずえ)制作:株式会社Money&You(編集:宮田 翔吾)。●日本と世界の所得税。所得税は、個人の1年間の所得に対して課される税金です。日本では、所得税と住民税の2種類が課されます。所得税の税率は課税所得の金額に応じて5%~45%の7段階、住民税の税率は10%となっています。なお、課税所得の金額に応じて税率が変わる制度を累進課税制度といいます。。。日本と似ているのがアメリカ。アメリカの所得税には「連邦個人所得税」と「州所得税」の2つがあります。このうち「州所得税」は、住んでいる州によって異なります。。。イギリスは最低税率が20%と、日本より高く設定されています。ただし、イギリスの所得税率が20%なのは5万ポンド(約725万円)まで。日本は住民税を含めると195万円〜330万円までが合計20%、330万円から695万円までが合計30%なので、所得が330万円を超えるようであれば、日本のほうが重税となります。。。また、シンガポールは所得税が安い国として知られています。税率の下限は0%、上限も22%と他の国の約半分ですから、日本の所得税率よりもずっと少ない負担で済みます。。。