撮影するときはモノクロで。公開する画像はRAWデータからカラー現像したもの。なぜ、そんな面倒なことをするのか?
色彩情報を制限することで、光と影、物の形を捉えやすくするためです。
今回は、RAW+モノクロJPEGで撮影する理由のお話です。
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これからミラーレス一眼カメラをはじめようと検討している方、始めたばかりの方のためのヒントを書いています。カメラ購入の前後約6ヶ月程度の方を対象にしています。ミッションは、持続的写真生活の応援です。
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RAWとは?
RAWは、デジタルカメラの記録形式の1つです。よく利用されているのはJPEG形式です。JPEGは、画像記録データから画像に書き出されたファイルです。
RAWは画像ではありません。JPEGの元になる画像記録データです。RAWは画像ではなく画像情報といえます。
モノクロJPEG形式で撮影する理由
使うのはカラー画像です。モノクロのJPEG画像を必要としているのではありません。それなのになぜモノクロで撮影するのか。
ファインダー(もしくは液晶画面)をモノクロの状態にするためです。色彩情報を制限して、光と影、物の形だけを見て撮影するためです。
色彩情報を制限することで捉えにくかった、光と影、物の形が見えやすくなります。
後からカラー現像する楽しみ
RAW+モノクロ撮影の副産物的なメリットとして、あとでカラー現像する楽しみができます。
撮ったときに結果が解りすぎる。デジタルカメラの良いところです。その恩恵と引き替えに、何かを失っている気がするのも確かです。
カラー現像は、RAWデータを使います。パソコンで編集するのではなくカメラに備わっている現像機能を使います。
カメラ内RAW現像といいます。お持ちのカメラの取扱説明書でカメラ内RAW現像を探してみてください。別の呼び方になっているかもしれません。
富士フイルムXシリーズのカメラであれば、RAWデータから各種フィルムシミュレーションのJPEGに書き出すことができます。
ハイライト、シャドー、彩度、シャープネスなど細かく設定を変えて理想的なJPEG画像を生み出すことができます。
色に惑わされない撮影方法。
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