タイ政府は10月16日の閣議でロシア人を対象としたビザ免除スキームで許されているタイ滞在期間をこれまでの30日から90日に延長することを決めた。これは、タイの観光シーズンに訪タイするロシア人を増やすことを狙ったものだが、これまでのところ賛否両論だ。東部チョンブリ県観光評議会のタネート元議長(サンシャイン・ホテル・アンド・リゾート首脳)によれば、滞在制限の緩和によってタイで不法就労するロシア人が増え、ドライバーや観光ガイドのタイ人が影響を受けかねず、緩和を悪用する外国企業が出てくることも懸念されるという。