古代の福岡を歩く

S6 25回目は河村哲夫さんの神功皇后の足跡です


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今週は「神功皇后の謎を解く」の著者、河村哲夫さんの神功皇后の足跡です。

神功皇后一行は糸島から那珂川方面へぬけて香椎宮をめざします。

この時、神功皇后は那珂川に神田を作り、水路を残しています。これを裂田の溝~(さくたのうなで)といいます。

この時、神功皇后を困らせたのは水路の途中にあった大岩です。これによって水路工事は難航しますが、これを武内宿禰が神に祈ると雷が起こり岩を砕いた、という伝承が地元に残っています。この水路は現在も那珂川市に残っていて現在も田畑をうるおしています。

このことは日本書紀に「神功皇后、とどろきの岡におよんで大岩が塞がっており、皇后武内宿禰を召して、剣と鏡を捧げて神祇に祈りをさせられ、溝を通すことを求められた。

その時、雷が激しくなり、その岩を踏み砕いて水を通じさせた」とういう記述があり、真に、ここは伝承と日本書紀の記述が一致する場所になっています。


※写真は裂田の溝です。

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古代の福岡を歩くBy RKB毎日放送