古代の福岡を歩く

S6 26回目はみやま市の七支刀をもった人形について


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みやま市の祠の中の人形がもっている七支刀は奈良県天理市の石上神宮で明治になって発見された鉄剣と全く同じ形をしています。

こちらの七支刀をもった人形は、土地の人の話では明治以前からあったらしい、というのです。本物より前に人形が何故同じ形の鉄剣もっていたのか。不思議です。

この謎はこれから解いていきますが、その前に本物の石上神宮の七支刀について河村哲夫さんに伺いました。

本物は、全長74.8センチで6本の枝刃をもった特異な形をした鉄剣です。

そして、剣身に金象嵌の銘文が60余字記されています。

この文字から、河村さんは百済の王子らしき人物から日本の王に贈られたと書いてあるといいます。

369年に百済でつくり、3年後に日本に渡したとあるそうです、受け取った日本側の王は誰かははっきりしませんが、河村さんの話しでは垂仁天皇か景行天皇では、ということでした。

この鉄剣は物部氏が管理していました。そして、みやま市の人形のある祠のある場所は実は物部氏がかなりいたといわれます。

そんなところから、謎が解けそうにも思えます。

この人形の謎についてはシーズン7でも迫っていきます。


※写真はみやま市の祠の中の七支刀を持った人形

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古代の福岡を歩くBy RKB毎日放送