古代の福岡を歩く

S6 8回目は古賀市の船原古墳から見つかった玉虫装飾の馬具について


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古賀市の船原古墳では、この程日本で初めて玉虫装飾の馬具が見つかりました。

玉虫は緑色に赤く筋の入った大変美しい虫で、日本では法隆寺の玉虫の厨子がよく知られています。

この玉虫厨子は7世紀の中程に作られたもので、この船原古墳の玉虫装飾の馬具はそれよりも古くなります。

玉虫装飾の馬具は杏葉という部分で、馬の尻を飾るものです。

この玉虫装飾の馬具は韓国の新羅時代の王陵から数点見つかっています。

船原古墳からはこれまでに新羅関連の馬具が見つかっており、この玉虫自体、日本の玉虫か、あるいは新羅から伝わった馬具なら新羅の玉虫か、は現在のところ分かりません。

静岡県藤枝市の玉虫研究所の芦沢七郎さんは、玉虫は寒い場所にはあまりいないといわれていることから、かつて、朝鮮半島と人的交流のあった時代に日本の玉虫が新羅に持ち込まれたのではと見ていますが、、、。

これからどういった調査結果がでてきますか。


※写真は玉虫装飾の馬具と復元した馬具

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古代の福岡を歩くBy RKB毎日放送