古代の福岡を歩く

S7 7回目は太宰府市の国立博物館の「海幸・山幸展」の仏像に注目


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現在太宰府市の国立博物館では特別展「海幸・山幸」展が開かれています。

実はその展示品の中に大変注目される仏像があります。

像の高さがおよそ30センチ程の仏像は非常にととのった形をした仏像です。長野県の安曇野のお寺~長野県北安曇郡松川村の観松院というお寺にある仏像で「銅像菩薩半跏像」と、いいます。

それともう一つ、その仏像とよく似ていますが、上半身が失われた仏像が二つそろって展示してあるのです。

こちらは長崎県対馬の浄林寺というお寺にある仏像です。

何やら謎めいた仏像に注目し、九州国立博物館の企画課 特別展室・研究員の大沢信(おおさわ・しん)さんにお話を伺ってみましたら、二つの仏像、百済の同じ釜で作られたものだとか。しかし、一つは安曇野の山の中にお寺にあり、一つは対馬という島の寺にあるものです。一体どういうルートで別々の場所へ。一体誰が安曇野のお寺へ運んだのか謎なんです。


※写真は観松院の銅像半跏像

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古代の福岡を歩くBy RKB毎日放送