古代の福岡を歩く

S9 16回目も大宰府の水城跡を歩きます。


Listen Later

JR水城駅のすぐ裏に小さな土手があります。この土手は「ててこじま」という伝承をもった土手です。

高さが2メートル、長さが50メートル程の小さな土手です。

「ててこじま」というのは父と子供を表す言葉です。

これは水城の土塁を作る際の伝説で、水城を作るためにもっこをかついで土を運んでいた親子が毎日毎日作業をしていたんですが、ある日、ようやくのことで完成に近づきます。

「できたぞー」という歓声の声が遠くから聞こえ、それを聞いた父と子は、力がぬけてかついでいたもっこをそこにほうりだしてしまいます。

まわりのみんなも次々と放り出した為、土が山となったそすです。

それが「父子島~ててこじま」と呼ばれるようになったという。

これは西門の方の伝説ですが、実は東門の方にも同じ伝説をもつ土手がありましてこれは「ひともっこ山」とよばれる土手です。

残念ながら東門のほうの「ひともっこ山」は開発のために今はないそうです。

古代の福岡を歩くリポート 

毎年1月20日、みやま市の大江天満神社では国指定重要無形民俗文化財「大頭流幸若舞(だいがしらりゅうこうわかまい)」が奉納されます。

織田信長のエピソードが最も有名ですが、戦国武将たちがこよなく愛した幸若舞は、今ではみやま市にしか残っていません。

幸若舞保存会会長で第31代家元の大江地区への引越しを機に保存会に入って、今回5回目の舞堂出演の小川仁さんと、家元の松尾正春清継さんにお話を聞きました。

Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

...more
View all episodesView all episodes
Download on the App Store

古代の福岡を歩くBy RKB毎日放送