古代の福岡を歩く

S9 24回目は福岡市の西新町遺跡です。


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西新町遺跡は早良区西新の修猷館高校を中心にした弥生時代~古墳時代初頭にかけての遺跡です。

西新町には現在でもリヤカーで商売される方が多く、庶民の町として大変賑わっている所ですが、この遺跡周辺もかつては日本各地の方、朝鮮半島からの方が集まり、大変賑わっていた様子が遺跡の出土品などから想像できます。

土器類は朝鮮半島系や畿内系土器、山陰系土器、瀬戸内系土器といった各地の土器が大量に出土しています。

中でも注目されるのは甑(こしき)。当時の日本列島では見られなかったものだそうで、穀物を蒸すという仕組みです。

竪穴住居にカマドがついて、さらに甑で料理され、蒸す料理の種類が増えると格段に料理の種類が増えたのではないでしょうか。

※写真は甑です。



 

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古代の福岡を歩くBy RKB毎日放送