「インターネットに繋がっていないから安全」
その思い込みは、現代のサイバーセキュリティでは危険な盲点かもしれません。
今回は、工場、発電所、浄水場、港湾、医療機関などを支えるOT(制御技術)と産業用制御システムのリスクを、スタンドアローン、エアギャップ、USBメモリー、保守用PC、PLC、HMI、レガシーシステム、オフラインバックアップという観点から解説します。
スタックスネットの事例が示したように、ネットワークから切り離されたシステムであっても、人間が持ち込むUSBや保守端末、周辺機器、例外的な接続によって、見えない橋がかかることがあります。
重要なのは、「繋がっているか、いないか」ではありません。
誰が、いつ、何を、どの手順で一時的に接続しているのか。
その例外管理こそが、OTセキュリティの核心です。
家庭のスマート家電、Wi-Fiルーター、外付けハードディスク、USB機器にも同じ構造があります。
便利さの裏側で、私たちは知らないうちに壁へ穴を開けているのかもしれません。
スタンドアローンは魔法の盾ではない。
見えない接続をどう管理するかを考えます。