Share さんこまラジオ 〜ホースセラピー、自然×子ども、発達支援
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By きびはら@三陸駒舎
The podcast currently has 79 episodes available.
今回のテーマは「馬と体、古武術」であり、9月の連休に行われた馬と身体合宿について詳しく説明されています。
合宿では、古武術の専門家である方条遼雨さんを招き、身体の使い方や意識の変化に焦点を当てたワークショップが行われました。参加者は、馬とのコミュニケーションを通じて、身体の動きや力の使い方に新たな気づきを得ることができました。特に、脱力することで力を発揮できることや、無駄な力を抜くことの重要性が強調されています。
また、馬との関わりを通じて、身体の使い方やコミュニケーションの方法が人間同士のやり取りにも応用できることが示されました。参加者は、普段の無意識的な動作を意識化し、再現可能な形で活用できるようになったと報告しています。さらに、身体の奥深さや無限の可能性についても言及され、自己の成長や謙虚さの重要性が強調されています。
最後に、相手を先入観なく見ることの大切さが述べられ、これが人間関係や社会の平和に寄与する可能性について考察されています。全体を通じて、馬と古武術の関係性が深く、身体を通じたコミュニケーションの重要性が再確認される内容となっています。
鼎談&対談のアーカイブ
https://kamakoma.org/taiwa_karada202409/
(申込み期限は過ぎていますが、視聴したい方はご連絡下さい)
馬と身体合宿に向けた書いた口上文
https://note.com/kibihara/n/nec3fda7a218a
おたよりはこちら
https://forms.gle/AXCBCCiYrX2DuqRe8
4/28(日)に行ったワークショップからの気付きです。
これは、自戒を込めての話です。
自己一致を阻むモノって、上手くやらなくちゃとか、ちゃんとしないと、といった外からの評価に囚われること。
自分の状態に集中することが大事。
馬の世界に触れたい方は、馬の勉強会がありますので、ぜひご参加ください。
「馬を中心とした暮らし型」勉強会
今回のテーマは「自己一致を阻むモノは」というもので、カウンセリングの視点や子供たちとの関わり方、馬とのコミュニケーションを通じて自己一致の重要性について語られています。自己一致とは、本来の思いや行動が一致している状態であり、それが内外のコミュニケーションにおいて重要であることが強調されています。例えば、馬との関わりの中で感じた自己一致の重要性や、他者からの評価にとらわれず自分自身と向き合う姿勢が示唆されています。また、コントロールではなく共同作業の重要性や、相手と一体となって行動することの大切さも述べられています。今回のエピソードでは、異なる視点から自己一致や人間関係のあり方に触れ、新たな気づきや学びを得ることができるでしょう。
01:02 自己一致とは何か
03:04 自己一致の重要性
05:26 一緒に行動することの重要性
06:29 家族との関係
09:02 対人関係と学び
09:53 協力
10:12 馬を通じたセラピー勉強会
JAPAN OUTDOOR LEADERS AWARD (JOLA)とは、「アウトドアで未来の日本のための人づくり」をテーマにした活動に光を当てる賞です。
ブログnoteに思いを書きました。
(以下に、その一部を転載)
全国51名のエントリーから6名がファイナリスト(優秀賞)として選出され、3/13(水)国立オリンピック記念青少年総合センターに集いました。当日、ファイナリストの中から、特別賞と大賞が発表されるのですが、なんとなんと大賞に選ばれました!(オンライン配信を見ていた娘が、発表の瞬間、驚きのあまり僕の体がのけぞっていた、とのこと)
このアワードは、個人を表彰するものですが、黍原個人の力ではなく、馬や子どもたち、現場を共に支えてくれているスタッフ達、これまでに関わりのあった方々のおかげで、いただくことができた賞です。これらの存在に感謝です。
選考委員会からは、次のような講評をいただきました。
【選考の講評】
岩手県釜石市の築100年を超える古民家をベースに、馬とのかかわりを手法とした人づくりを実践。馬とのやり取りを通して、自分自身を見つめ、成長を促していく。 馬と自然との暮らしから、人間としての土台作りに軸を置いているその姿勢、考え方や哲学、地域とのかかわりがJOLAの理念に最も合致すると考え、大賞に選出いたしましました。
このアワードが、自分にとってどんなものだったのか、いくつかの視点で振り返ってみます。
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約2万文字の審査シート
このアワードのエントリーに際して、約2万文字(原稿用紙50枚!)を審査シートに書き綴りました。
審査シートは、合計13の項目があります。人づくりの考え方や哲学、フィールドの活用方法、社会性、アウトドアスキル、安全への考え方などについて、自身の取り組みや考えを表していきます。
13も項目があるので、様々な視点で普段は感覚的に取り組んでいることも言葉にすることで、活動の背景や自分の考えがはっきりとしました。学生時代から環境教育・野外教育の世界に携わって約25年になります。審査シートを書く作業は、一筋縄ではいかず右往左往しながらでしたが、25年の間にお世話になった方々、子ども達、様々な現場の風景などが目に浮かびました。今の自分があるのも、これらの存在のおかげだと再確認することができました。
そこのあなたも、ぜひこのアワードにエントリーを!
審査シートを作成することで、アウトドアで子ども達などに関わる人にとっては、自身の活動を振り返るとても良い機会になります。
文末に、審査シートの最後に書いた一部を添付します。ご興味ある方は、ご一読下さい。
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表彰式に集う人々からエネルギーをもらう
集まった他のファイナリストの方々も、皆さんユニークな活動をされていて、フィールドも様々。魅力的な方々で、たくさんの刺激をいただきました。
ファイナリストの優秀賞の他にも20代のお二人が奨励賞として選出。僕が20代の時点では、あの審査シートに全く歯が立たなかったなぁ。お二人の話を伺っていると自分の活動に誇りをもって取り組んでいる情熱が伝わってきて、こちらもエネルギーが湧いてきました。
過去にファイナリストに選出された方々も授賞式に駆けつけていて、このアワードを通して、全国各地との新たなネットワークが生まれつつあります。アワード受賞者のつながりから、何か新しい取り組みが始まる兆しを感じました。
また、アワードの運営委員の皆さんや協賛企業の方々と直接お話しする機会が得られました。アワードそのものを支え、アウトドアを通して社会を良くしようと文化のようなものを醸成しようとする熱い思いを感じました。
アワードの評価基準(ルーブリック)をできあがるまでに2年間の時間を要したと、アワードの立ち上げから関わる高橋さんから伺いました。そもそも活動内容もフィールドも様々な人たちをどのように評価したら良いのか、現在の評価基準に至るまでは、何度も議論が交わされたとのことです。審査シートの項目で述べましたが、審査シートは本当に良くできた内容で、作成する中で、自分のこれまでの活動に向き合うことが求められます。
直接、様々な方々とお話するなかで、それぞれの立場で熱い思いを持って取り組んでいることを知りました。
今回、JOLA2024大賞という名誉ある賞をいただき、その重みを実感しました。
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受賞は、ゴールではなく、道の途中
表彰式では、運営委員長の山田さんの挨拶の中で、JOLAでは「ソーシャルアウトドア」という考え方を広めていこうとしている、という話がありました。
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(以下、JOLAのサイトのソーシャルアウトドアの解説)
AIやITが発達すればするほどバランスをとるために必要なのがアウトドアや自然体験です。特に幼少期においては影響が大きいので配慮が必要だと言われています。人づくりにはアウトドアが必要なのです。またそのことが地域づくりにもつながっていると評価されることもあります。私たちはこのような視点をSocial Outdoor/ソーシャルアウトドア©️と呼んでいます。アウトドアフィールドで子どもや地域のウェルネスを考え、地に足の着いた取り組みを仲間と一緒に進めている、そういう方々に光を当てます。
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馬と共に活動するようになって、貧困・虐待・不登校・障がいなど様々な困難を抱える子ども達と関わることが増えました。
そのような子ども達が、馬や自然に出会うと様々な変化・成長が見られます。人間ができることは限られていて、馬や自然は偉大だと感じることも多いです。
現在、三陸駒舎では、福祉事業をメインにしていることから、障がい福祉の業界の状況を見聞きしてきました。
「自然体験・環境教育」の分野と「障がい福祉」の分野の両方にこれまで関わってきた僕としては、この2つの分野がもっと交わってほしいと強く願っています。
障がい福祉の分野にとっては、自然や動物達は、そこに携わる支援者の助けになります。もちろん、そこに関わる子ども達にとってもとても良い環境が提供されます。
自然体験・環境教育の分野にとっても、その場がもつ可能性がもっと活かされ、社会に対して、もっとお役立ちできると感じています。
大賞を受賞した後のスピーチで、次のようなエピソードをお話しました。
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セラピーの事業を開始した時の第1号の登録者の佐竹惇希さん、当時小4(現在は高2。最初は僕より背が小さかったのに、既に抜かされました。)。学校への行き渋りがあり、地元のスクールソーシャルワーカーの紹介で利用開始となりました。惇希さんは、友達とのトラブルがあって、本人は話すのが少し苦手で、嫌がらせに対して言い返せないこともあって、その子の筆箱をゴミ箱に捨てたりとか、辛い思いから母親に「なんで僕は学校に行かなくてはいけないの?」とこぼすようになっていたそうです。
三陸駒舎に来たときは、動物は大好きで馬の世話や乗馬など積極的に行っていました。ただ、試し行動のようなものも見られました。馬の活動が終わった後に、よく集落内を散歩していたのですが、自分の帽子を他人の家の敷地に投げ入れたり、橋の欄干の間から身を乗り出して川をのぞき込んだり(「やめて〜」と言いながら足を押さえていました…)などと、いわゆる試し行動のようなものも見られていました。
しかし、利用開始から3ヶ月ほど過ぎると、そのような行動も見られなくなりました。さらに、馬の活動の他に、よく薪割りをしていたのですが、割った薪を使って釘で四角い箱状に組み立てたかと思ったら玄関先に付けてポストにしました。数日後、そのポストには、手紙が入っていて、惇希さんが、「黍原さん、手紙が届いていました!」と手紙を手渡してくれて、手紙をひらいていて見ると、乗馬をする惇希さんの絵が書かれていました。(惇希さんの自作自演)
惇希さんが元々持っていたエネルギーが最初は負の方向に出ていたのが、ここで過ごすうちに正の方向に転じていったのだと感じました。
こんな感じで、惇希さんの様子が変化していくうちに、利用する子どもも増えて来て、惇希さんが他子どもたちと一緒に馬の手入れをしたり、乗馬をしたりするようになりました。ある日、惇希さんが他子どもたちと鬼ごっこなどをして一緒に遊んでいる様子を伝えました。すると、惇希さんのお母さんから、次のようなコメントをもらいました。
「えっ、惇希が他の子と遊ぶんですか?元々惇希は自閉症で、みんなと遊ばない、仲間に入れないというイメージでした。
でもここに来ると、そういう障害があるのを忘れます」
最後の一文を聞いたときに、三陸駒舎を立ち上げて、様々な苦労もありましたが、この言葉を聞くために、馬と一緒にやってきたのだと、思いました。
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馬は、僕らをカテゴリーや役職などで見たりしません。人間を平等に扱います。
馬たちと、この場を作ってきたことで、障害があっても・なくても関係がなく、全てが調和した世界に自然となっていったのだと実感しました。
しかし、社会を見渡せば、差別や格差は今も根強く残ります。(格差は逆に開いているぐらい…)
このエピソードは、釜石の山奥での出来事ですが、このような馬がつくり出す世界が広がっていけば、差別や格差はもとより、戦争や紛争などの争い事も泣くなり、誰もが幸せに暮らせる調和した世界になると信じています。
印象に残ったエピソードから、子ども達が生き生きとした姿が見られたという話をする中で、
どうしたら、生き生きとした姿を引き出すことが、出来るのか?
その要素を深掘りしました。
▼合わせて聴きたい
011 子どもが主体的に学ぶには?〜意味ある活動として提供する
https://podcasters.spotify.com/pod/show/kamakoma/episodes/011-e13ritd
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三陸駒舎には、馬以外の動物達も一緒に暮らしています。
動物達と子ども達が関わり合う中での子どもの変化のエピソードを紹介します。
▼合わせて聴きたい
058 馬がアニマルセラピーの王様といわれる5つの理由
https://podcasters.spotify.com/pod/show/kamakoma/episodes/058-5-e1mtbb9
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前回に引き続き三陸駒舎に15日滞在した牧田和紗さんとの対談の後半
よくある活動では、「ねらい」を設定して、それに向かって活動が展開されていきます。
三陸駒舎では、「ねらい」を設定しなくても、子ども達の学習や育ちが起こっています。
それはなぜなのか、「ねらい」の無い場の在り方について、少し深掘りしました。
▼前半の対談はこちら
073馬の暮らしを整えることが、子ども達の活動につながる
https://podcasters.spotify.com/pod/show/kamakoma/episodes/073-e22l9pl
▼合わせて聴きたい
036 子どもを大人が設定した枠に閉じ込めていないか?〜馬に頼ることで、大人の手から離れて子どもは育つ
https://podcasters.spotify.com/pod/show/kamakoma/episodes/036-e1d2g30
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こども園、小学校の現場を経て、三陸駒舎に15日滞在した牧田和紗さん。
三陸駒舎の現場に関わる中での気付き・学びを話してもらいました。
三陸駒舎での気付き・学び
(1) 暮らしを整えることが、子ども達の活動につながる
(2) 「やってみたい」を大事にしている
(3) 動物たちが受け止めてくれる
▼合わせて聴きたい
061 馬の暮らし型が子どもを生き生きさせる
https://podcasters.spotify.com/pod/show/kamakoma/episodes/061-e1nm0qr
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さやちゃんこと張替早香さんと
森のようちえんとインクルーシブについて掘り下げる対談をしました。
森のありように子ども達がアフォードすることで、インクルーシブな世界が立ち上がる
そんな気付きが得られた対談でした。
前編はさやちゃんのstand.fmのチャンネルからお聴き下さい。
▼合わせて聴きたい
037 身体性がないと人を幸せにできない〜馬とのアフォーダンスで身体性の獲得せよ
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https://peing.net/ja/kibihara
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ホースセラピーの核となる、ケアすることで、自らがケアされるというのは、語源でつながっています。
以下の3つの言葉は、英語の語源でつながっています。
•Care(世話、配慮)
•Cure(治す)
•Accurate(正確な)
語源:語源はad(方向)とcurare(手入れ)
ホースセラピーでもこの3つは、まさにつながっていると様々な場面で実感します。
▼合わせて聴きたい
012馬とマインドフルネス〜「今、ここ」に気付かされる
https://spotifyanchor-web.app.link/e/Uo6xHsQrtvb
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森のようちえんの取り組みは、社会課題の解決に広がっていく可能性について語りました。
森のようちえんは、実施している団体のメンバーだけではなく、そこに参加させている保護者も一緒になって、コミュニティをつくっています。
そのコミュニティは、地域で様々な困難を抱える親子とつながることで、地域の課題解決にも資することができます。
保育無償化の流れもあって、これまで参加が難しかった収入が低い世帯ともつながる事が出来ます。
10月下旬に富士山の麓で開催された森のようちえん全国交流フォーラムに参加して、気付いたことの共有です。
▼合わせて聴きたい
029 馬や自然が、困難を抱える子ども達の生きる力を育む(子どもの困難×馬・自然#1)
https://spotifyanchor-web.app.link/e/IRzI2QF2Zub
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