オホーツク海に面するサロマ湖は、北見市・佐呂間町・湧別町にまたがり、その面積(約152㎢)は国内3番目に大きく、汽水湖としては最大です。オホーツク海とは長さ約28㎞の砂州で隔たれ、2つの湖口でのみつながっています。ホタテやカキ養殖の一大産地であるサロマ湖は、かつて毎年1 月下旬になると湖口から流氷が流入し、カキやホタテの養殖施設が破壊される被害が頻発していました。そのため考案されたのが世界初の「アイスブーム」(Ice Boom 流氷堤)でした。今回は、北海道開発局網走開発建設部網走港湾事務所所長の牧田佳巳
よしみさんに「サロマ湖のアイスブーム」についてお話を伺いました。