㊗️リニューアル!2020年5月の初配信以降「SCBRADIO(サテライトシティブックスレディオ)」という番組名でやっていましたが、この度4年目突入に祭しまして、番組名をリニューアル致しました!その名も「SCB PODCAST(サテライトシティブックスポッドキャスト)」です。というか「全然、変わってないじゃん」と思った皆様。その通りです…。ごめんなさい。「レディオ」が「ポッドキャスト」に変わっただけ…。よく考えたら、「レディオ」じゃないのではないかという疑念が首をもたげてきまして(3年間もやって気づかない鈍感さは自分でも、嫌気がさしますが)、変更致しました。ともあれ、内容は今までと変わらず、「本のこと」、「本屋さんのこと」を中心に太く長く続けていけたらいいなと思っております。どうぞ、宜しくお願いします。と前置きが長くなりましたが、SCB PODCAST#114は『苦海浄土を読む』です。石牟礼道子さんが1969年に上梓したこの作品は、ノンフィクション、ルポルタージュに近い形式をとりながら、その筆致から文学作品としても読み継がれる名著です。この作品を題材にしたエピソードになります。良かったら最後までお付き合いください。『苦海浄土 わが水俣病』石牟礼道子/講談社文庫【作品紹介】工場廃水の水銀が引き起こした文明の病・水俣病。この地に育った著者は、患者とその家族の苦しみを自らのものとして、壮絶かつ清冽(せいれつ)な記録を綴った。本作は、世に出て30数年を経たいまなお、極限状況にあっても輝きを失わない人間の尊厳を訴えてやまない。末永く読み継がれるべき<いのちの文学。