セーター首相は３月７～14日にかけてドイツとフランスを訪問する予定だが、この機会にタイと欧州連合（EU）との間で自由貿易協定とビザ免除協定の締結を目指す考えだ。チャイ政府報道官によれば、今回の訪問でセター首相は政府首脳との会談のほか、航空、自動車と部品、観光、ファッション、小売業などの業界リーダーたちとの懇談も予定。同報道官が今年２月に発表したところでは、タイ政府は来年にはEUとの自由貿易協定締結を実現したいと考えているという。 商務省貿易交渉局によれば、タイとＥＵの貿易額は昨年１～10月期が348億米ドル（約１兆2000億バーツ）で、EUはタイにとって４番目に大きな貿易相手となっている。