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池川明(産婦人科医/胎内記憶研究家)
Season 2 #4 『お腹の中の一ヶ月と一歳二歳が、脳の決定的な構造になっちゃう?!』
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1. 妊娠中のストレスと子どもの脳・メンタル
妊娠中にお母さんがハッピーだと、赤ちゃんの脳がしっかり育ち、「守られている感覚」がベースに残る。
その安心感がある子は、過酷な状況でも「死にたい」方向に行きにくい。
いまの子どもの自殺の多さの背景に、「お腹の中のストレス」があるのではないか、という視点。
従来の胎教は「一方的に聞かせる」ものだったが、胎内記憶の立場では「赤ちゃんと会話する」双方向。
赤ちゃんはお母さんを100%信じているのに、お母さんの側が「流産するかも」「奇形かも」と赤ちゃんを信じていないことが多い。
「病院行ったほうがいい?」「どう思う?」と、赤ちゃんの気持ちを聞きながら決めていく関わり方が紹介される。
胎内の赤ちゃんの記憶を意識して対話してきた親から生まれた子どもたち(現在20歳くらい)には、共通点が4つある:
やりたいことをやっている
笑顔で朗らか
友達がいる
困っている人を助ける
「この4つがあれば生きていける」というメッセージ。
流産しても「赤ちゃんが決めたタイミングで来て、花見に三泊四日しに来たようなもの」と捉える話。
お母さんが「自分のせい」と責めるのは、赤ちゃんの望むところではない。
障がいのある子に赤ちゃんの頃の記憶を聞くと、「最⾼のボディで来た」と答えるというエピソード。
たとえ“一般道”は走りにくくても、“サーキット”さえ見つけてあげれば最大限に力を発揮できるF1カーのような存在、という比喩。
胎内記憶は、科学だけでは説明しきれず、「魂」という前提を置かないと成り立たない部分がある。
日本語の「魂」は、英語のsoul / spirit / mind / heart 等を全部含んだような広い概念。
日本人は、宗教として教えられなくても、八百万の神・ご先祖・お盆・お墓参りなどを通して、自然と「魂」を感じて生きてきた。
しかし近代教育で「魂」を切り離してしまった結果、命や思いやりをどう捉えるかが見えにくくなっているのでは、という問題提起。
若い世代でも「子どもは欲しい」と書く人は多く、子どもとの関係が「ワクワクするもの」と伝われば少子化対策にもつながる可能性。
学校教育で「魂」という言葉を使うのは難しくても、「この子の心に聞いてみる」「この言い方だと心が傷つくかも」といった形なら家庭でも伝えられる。
そういう家庭で育った子どもたちが増えれば、20年後には「やりたいことをやり、笑顔で友達がいて、困った人を助ける」日本人が増える、というビジョン。
助産院などで意識的に産む人たちは、子どもを4〜5人持つケースも多く、「お金の心配をしすぎずとも、どうにかなる」と感じている実例にも触れている。
2. 胎内記憶と双方向の“対話”としての胎教3. 胎内記憶を持つ子どもたちに共通する4つの特徴4. 流産・障がいのある子どもへの新しい見方5. 「魂」という概念と日本人の感覚6. 子育て・教育・少子化への示唆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【Profile】
胎内記憶がある子供のことを追ったドキュメンタリー映画、「かみさまとのやくそく」に主演。「胎内記憶」領域の第一人者として知られている。
1989年、横浜市に産婦人科 池川クリニックを開設し、約2700件の出産を扱った。現在は出産の扱いはやめていて、胎内記憶を世界に広める活動に専念している。
By 安田成美池川明(産婦人科医/胎内記憶研究家)
Season 2 #4 『お腹の中の一ヶ月と一歳二歳が、脳の決定的な構造になっちゃう?!』
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1. 妊娠中のストレスと子どもの脳・メンタル
妊娠中にお母さんがハッピーだと、赤ちゃんの脳がしっかり育ち、「守られている感覚」がベースに残る。
その安心感がある子は、過酷な状況でも「死にたい」方向に行きにくい。
いまの子どもの自殺の多さの背景に、「お腹の中のストレス」があるのではないか、という視点。
従来の胎教は「一方的に聞かせる」ものだったが、胎内記憶の立場では「赤ちゃんと会話する」双方向。
赤ちゃんはお母さんを100%信じているのに、お母さんの側が「流産するかも」「奇形かも」と赤ちゃんを信じていないことが多い。
「病院行ったほうがいい?」「どう思う?」と、赤ちゃんの気持ちを聞きながら決めていく関わり方が紹介される。
胎内の赤ちゃんの記憶を意識して対話してきた親から生まれた子どもたち(現在20歳くらい)には、共通点が4つある:
やりたいことをやっている
笑顔で朗らか
友達がいる
困っている人を助ける
「この4つがあれば生きていける」というメッセージ。
流産しても「赤ちゃんが決めたタイミングで来て、花見に三泊四日しに来たようなもの」と捉える話。
お母さんが「自分のせい」と責めるのは、赤ちゃんの望むところではない。
障がいのある子に赤ちゃんの頃の記憶を聞くと、「最⾼のボディで来た」と答えるというエピソード。
たとえ“一般道”は走りにくくても、“サーキット”さえ見つけてあげれば最大限に力を発揮できるF1カーのような存在、という比喩。
胎内記憶は、科学だけでは説明しきれず、「魂」という前提を置かないと成り立たない部分がある。
日本語の「魂」は、英語のsoul / spirit / mind / heart 等を全部含んだような広い概念。
日本人は、宗教として教えられなくても、八百万の神・ご先祖・お盆・お墓参りなどを通して、自然と「魂」を感じて生きてきた。
しかし近代教育で「魂」を切り離してしまった結果、命や思いやりをどう捉えるかが見えにくくなっているのでは、という問題提起。
若い世代でも「子どもは欲しい」と書く人は多く、子どもとの関係が「ワクワクするもの」と伝われば少子化対策にもつながる可能性。
学校教育で「魂」という言葉を使うのは難しくても、「この子の心に聞いてみる」「この言い方だと心が傷つくかも」といった形なら家庭でも伝えられる。
そういう家庭で育った子どもたちが増えれば、20年後には「やりたいことをやり、笑顔で友達がいて、困った人を助ける」日本人が増える、というビジョン。
助産院などで意識的に産む人たちは、子どもを4〜5人持つケースも多く、「お金の心配をしすぎずとも、どうにかなる」と感じている実例にも触れている。
2. 胎内記憶と双方向の“対話”としての胎教3. 胎内記憶を持つ子どもたちに共通する4つの特徴4. 流産・障がいのある子どもへの新しい見方5. 「魂」という概念と日本人の感覚6. 子育て・教育・少子化への示唆
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【Profile】
胎内記憶がある子供のことを追ったドキュメンタリー映画、「かみさまとのやくそく」に主演。「胎内記憶」領域の第一人者として知られている。
1989年、横浜市に産婦人科 池川クリニックを開設し、約2700件の出産を扱った。現在は出産の扱いはやめていて、胎内記憶を世界に広める活動に専念している。