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池川明(産婦人科医/胎内記憶研究家)
Season 2 #1-7 「『私ひとりで産んだ』を終わらせる——赤ちゃんと“二人で産む”」
ゲストは産婦人科医・池川明先生。1999年から「胎内記憶(体内記憶)」を研究している。
池川先生自身は胎内記憶がなく、だからこそ「わからない→知りたい」で子どもたちの話を聞き続けてきた。
お産は医師が“引っ張り出す”ほどの大仕事で、命の誕生に関わる重大な現場。
産科学のゴールは「みんなを幸せにすること」ではなく、「母子が無事に生まれること」だという話が出る。
科学そのものも「人を幸せにするため」ではなく「真理の探究」が目的、という視点が共有される。
現代の“幸せ”は、お金・成績・数値など「測れるもの」に寄りすぎているのではないか、という問題提起。
心のあり方・思いやりは点数化できず、学校教育や社会で評価されにくい。
道徳が「ルール化(年寄りに席を譲れ等)」しすぎると、本当に困っている人(つわりの妊婦、ケガ人など)を見落とす。
大事なのは年齢や立場ではなく「困っている人がいたら助ける」という状況判断の思いやり。
「魂に聞けば本当はわかる」「昔の“お天道様が見てる/自分に恥ずかしくないか”が薄れた」という話。
幸せは一人では感じにくく、人とのつながり・コミュニケーションがあってこそ育つ。
移住やコミュニティづくりの例を挙げつつ、「何が幸せかを自分に問う人が増えている」という見立て。
お産の場面で、赤ちゃんの存在が“語りから抜け落ちる”ことが多い(妊娠中に赤ちゃんに話しかける描写が少ない等)。
母親は「私ひとりで産まされた」と感じても、赤ちゃん側は「お母さんと二人で来て幸せだった」と語ることがあり、認識にズレがある。
結論:妊娠・出産は「母だけ」ではなく、赤ちゃんも当事者として“最初から一緒にいる存在”として入れて語ることが大切。
【Profile】
胎内記憶がある子供のことを追ったドキュメンタリー映画、「かみさまとのやくそく」に主演。「胎内記憶」領域の第一人者として知られている。
1989年、横浜市に産婦人科 池川クリニックを開設し、約2700件の出産を扱った。現在は出産の扱いはやめていて、胎内記憶を世界に広める活動に専念している。
By 安田成美池川明(産婦人科医/胎内記憶研究家)
Season 2 #1-7 「『私ひとりで産んだ』を終わらせる——赤ちゃんと“二人で産む”」
ゲストは産婦人科医・池川明先生。1999年から「胎内記憶(体内記憶)」を研究している。
池川先生自身は胎内記憶がなく、だからこそ「わからない→知りたい」で子どもたちの話を聞き続けてきた。
お産は医師が“引っ張り出す”ほどの大仕事で、命の誕生に関わる重大な現場。
産科学のゴールは「みんなを幸せにすること」ではなく、「母子が無事に生まれること」だという話が出る。
科学そのものも「人を幸せにするため」ではなく「真理の探究」が目的、という視点が共有される。
現代の“幸せ”は、お金・成績・数値など「測れるもの」に寄りすぎているのではないか、という問題提起。
心のあり方・思いやりは点数化できず、学校教育や社会で評価されにくい。
道徳が「ルール化(年寄りに席を譲れ等)」しすぎると、本当に困っている人(つわりの妊婦、ケガ人など)を見落とす。
大事なのは年齢や立場ではなく「困っている人がいたら助ける」という状況判断の思いやり。
「魂に聞けば本当はわかる」「昔の“お天道様が見てる/自分に恥ずかしくないか”が薄れた」という話。
幸せは一人では感じにくく、人とのつながり・コミュニケーションがあってこそ育つ。
移住やコミュニティづくりの例を挙げつつ、「何が幸せかを自分に問う人が増えている」という見立て。
お産の場面で、赤ちゃんの存在が“語りから抜け落ちる”ことが多い(妊娠中に赤ちゃんに話しかける描写が少ない等)。
母親は「私ひとりで産まされた」と感じても、赤ちゃん側は「お母さんと二人で来て幸せだった」と語ることがあり、認識にズレがある。
結論:妊娠・出産は「母だけ」ではなく、赤ちゃんも当事者として“最初から一緒にいる存在”として入れて語ることが大切。
【Profile】
胎内記憶がある子供のことを追ったドキュメンタリー映画、「かみさまとのやくそく」に主演。「胎内記憶」領域の第一人者として知られている。
1989年、横浜市に産婦人科 池川クリニックを開設し、約2700件の出産を扱った。現在は出産の扱いはやめていて、胎内記憶を世界に広める活動に専念している。