流れのほとりに

深い淵でも待ち望む(詩篇130篇1節~8節)


Listen Later

序)夜の時間が長くなる季節に

・詩篇 130 篇…深い淵、暗闇の中からの叫びとも呼ばれる

1)深い淵から

・深い淵(深い井戸の底に落ち込んだような状態)は「絶望の淵」

・主に注意を向けてほしいという願いと同時に、自分のうちにある不義を見られることにも詩人は気づく。

・むしろその不義が、自分を深い淵に置いている。

・詩人の問いかけ「いったい誰が聖なる主の前に立てるのか」

・詩人の発見「しかし、主と共にゆるしがある。それゆえ、主はおそれられる(6 節直訳)」

2)待ち望む

・主のふところの深さが、この深き淵に勝ってはるかに深いものであることを告白する。

・やみくもに、根拠のない「大丈夫」ではなく、主の義に信頼した「大丈夫」がこの言葉にこめられている。

・夜回り…夜の町の安全を見張る者たち

・無事な朝を迎えたいと願いつつ、緊張感をもって待つように「主を待つ」

3)確信に満ちて

・7 節から、詩人は「イスラエルよ」と呼びかける。「共に」主を待つように呼びかける。

・闇の中で見出した希望の光は、消え失せないから。

・主の民に与えられた恵みを思い巡らし、目を留めよう。

・主の恵み(ヘセド)とは、契約に基づく確かな恵み、希望の源。それは思いつきの一過性のものではない、変わらないもの。

・詩篇 130篇は、一筋の光が今は見えないとしても、光の源である方に向けて祈ることへと招くものである。

・詩人の叫び、祈りは、主の民の歌となった。

結)待ち望む日々へ

・主の民は教会の仲間たちである。一人ひとりの声、心を合わせて祈る。

・キリストの誕生は、この詩人の確信が形になった出来事である。

...more
View all episodesView all episodes
Download on the App Store

流れのほとりにBy キリスト教たんぽぽ教会


More shows like 流れのほとりに

View all
What The Pastors!! -WTP- by PBA

What The Pastors!! -WTP-

25 Listeners

安住紳一郎の日曜天国 by TBS RADIO

安住紳一郎の日曜天国

181 Listeners