グラフィックデザイナーの草分けとしても活躍し、本や雑誌の装丁、衣服や雑貨などのデザインを手がけ、暮らしの中の美を追い求めた竹久夢二の展覧会「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」が、東京都庭園美術館で6月1日から8月25日にかけて開催される。「大正ロマン」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二(1884-1934年)は、正規の美術教育を受けることなく独学で自身の画風を確立し、「夢二式」と称される叙情的な美人画によって人気を博した。夢二の作品は、没後90年を経た今もなお多くの人々を魅了し続けている。