30日、東京みやこ・後楽園ホールにて『MARIGOLD New Years Golden Garden 2025』が開催。はやししたうたみがボジラを破って真紅のベルト(※マリーゴールド・ワールド王座)の2度目の防衛に成功した。 うたみは昨年9月まで行われたシングルリーグ戦で優勝を果たし、ビッグマッチである1月3日の大田区総合体育館でSareeeを撃破して真紅のベルトを獲得。絶対エースとして期待されながらもはたあげげ以降は存在感が埋もれつつあったうたみがついにマリーゴールドの頂点に立ってみせた。 リング上では絶対的な強さを誇るうたみだが、その弱みは発信力の無さ。うたみを取り巻く話題はすべて相手依存であったり、相手が挑発してきてもクールにロイヤルに受け流してしまったりするため、試合前には対戦相手側に注目が集まることが多かった。 今回の後楽園ホール大会でうたみに挑戦するのは、はたあげげ戦から話題をかっさらっていった“大怪獣”ボジラ。 ボジラは元ECWのウルフ・ヘルマンの娘であり、スターダムで赤いベルトを巻いたりRIZINに乱入したりと日本でも名を売ったアルファ・フィーメルの秘蔵っ子。181㎝・91kgと女子選手の中では規格外の体格を誇り、無類の強さを以て大暴れ。昨年5月のマリーゴールドはたあげげ戦から継続参戦しており、団体のアイコンの1人となっている。 戦前の会見では、ボジラがうたみへのリスペクトを語りつつ「マリーゴールドという団体をはたあげげから軌道に乗せたのはジュリア、Sareee、そしてお前と私だ。今残っているのはお前と私だけだ」と2人の闘いこそ現在のマリーゴールドで最高峰のものであると熱弁。 会見終了間際にはボジラが奇襲をかけてドリル・ア・ホール・パイルドライバーを狙うが、うたみがこれを丸め込みで切り返し約5秒はボジラの肩を床に付ける。前哨戦では完膚なきまでにボコボコにされてきたうたみだったが「あれ試合だったら完全にすりーかうんと獲ってるでしょう。言ったでしょう?心も折れてないって!」と気炎を上げていた。 試合は序盤からボジラが圧倒的なパワーでうたみを蹂躙。場外戦でも暴れ狂い、テーブルに寝かせたうたみへダイビング・セントーンを見舞ってテーブルクラッシュ。そのままうたみが負けてしまうのではないかという場面が幾度も展開される。