ソリッドベンチャーズ for Podcast

【ソリッドベンチャーズ:雑談回】コンパウンド戦略が上手くいくところ、失敗するところ【株式会社VideoStepの場合】


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「ソリッドベンチャーってなに?」という疑問を当事者などにインタビューしていく「ソリッドベンチャーズ for Podcast」。


今回は株式会社VideoStepの迎さんにコンパウンド・スタートアップって?をざっくばらんにインタビューしました。


■内容サマリー

〇会社の概要とサービス内容

株式会社VideoStepは、動画を使用して現場のノウハウをシェアしすることでDX支援をしている。特に製造業向けに技術伝承の課題を解決するためのサービスを提供。サービスは、簡単にノウハウをビデオに書き込むことができ、音声で情報を伝える機能を持つ。



〇創業と事業の変遷

会社は2019年に設立され、最初の事業はインフルエンサーマーケティング関連だった。COVID-19の影響で事業内容を変更し、2021年からビデオを使った技術伝承サービスを開始。初期の事業は苦戦し、製造業向けのサービスへとシフトした。



ビジネスの展開と顧客獲得

初期の顧客獲得は、友人の紹介やニーズ調査を通じて行った。主に製造業にフォーカスし、他業界からのニーズも存在するが、製造業が最も課題が深いと認識している。海外展開は、国内大手製造業の紹介を通じて自然発生的に広がっている。



今後の展望と課題

今後はLLM(大規模言語モデル)を活用した製造業向けのサービスを検討。顧客のニーズに応じたコンテンツ作成や新しいITソリューションの提案を進めている。海外のニーズを掘り下げ、さらなる市場展開を目指している。


〇会社概要と事業内容

  • 2019年設立、現在5期目。
  • 従業員は6名で、製造業向けの動画マニュアル作成サービスを中心に事業を展開。
  • 設立から1年半で売上が700%増加するなど、計画的な成長を遂げている。

  • 〇創業当初の心境と方向性の選択

    • 創業当初は、動画マニュアルという市場がニッチで競合他社もいる中、このサービスに将来性があるか悩んでいた。
    • 他のサービスを立ち上げる選択肢もありましたが、最終的に動画マニュアル分野に特化することを決めた。
    • リソースが限られていたため、複数のサービスを立ち上げると中途半端になると判断したため。

    • 〇親会社との連携とリソース確保

      • 親会社との連携により、開発リソースを大幅に補充することができた。
      • 具体的には、親会社から300人以上の開発者が出向してきたことで、リソースが大きく向上。
      • これが成長を後押ししたと言えます。

      • 〇コンパウンドスタートアップについての考え方

        • コンパウンドスタートアップ(複数のプロダクトを立ち上げる手法)については、日本市場ではSaaSベンチャーが上場するためには避けられない道かもしれまない。
        • ただ、リソースの分散によるリスクも大きいと考えられる
        • できる会社は限られる。大量の人材採用でき、大型調達を実現できるところ
        • 自社では動画マニュアル分野に集中し、他社製品との連携を進める方針

        • 〇今後の展開と連携の方向性

          • 今後は動画マニュアル分野での地位を確立し、他の製造業向けDXソリューションと連携していく計画。
          • すでに親会社製品との内部連携も進めている。

          • ■出演者情報

            株式会社VideoStep:https://videostep.jp/

            代表取締役 迎 健太 氏:https://x.com/kentamuka

            動画活用で人材育成DX:https://videostep.io/


            ■モデレーター

            エンジェルラウンド株式会社 大越匠:https://x.com/TakumiOokoshi

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            ソリッドベンチャーズ for PodcastBy 大越匠