※この回の進行役と聞き手の声は、AI音声(Gemini TTS)で作っています。
「夢で逢えたら」を1976年に最初に録音したのは、吉田美奈子だった。1985年に86位だった竹内まりや「プラスティック・ラヴ」は、2021年にオリコン週間5位に入った。1977年にほとんど売れなかった大貫妙子『SUNSHOWER』は、アメリカの高校教師が東京まで探しに来る一枚になった。1982年に一枚だけアルバムを出して表に出なくなった歌手の盤は、いま「欲しい」人が「持っている」人の17倍いる。
40年前の東京で作られた曲が、なぜいまソウルやシアトルで探されるのか。シティポップを一曲も知らなくても大丈夫。作った人たち、消えた盤、海を渡った道、そして「シティポップ」という名前を誰が付けたのか。4つの章で謎を順にたどり、最後に一つの答えを出す。手がかりは「名前」。誰の名前が残り、誰の名前が消え、誰が名前を書き足したのか。
■ 耳で聴く本も
※この欄には広告(Amazonアソシエイト)のリンクを含みます。
・Audible(オーディブル)
https://www.amazon.co.jp/hz/audible/mlp?tag=soundarchive-22
Amazonのアソシエイトとして、SOUND ARCHIVEは適格販売により収入を得ています。
■ この動画でわかること(Q&A)
Q. シティポップはなぜ40年後に海外で聴かれるようになった?
A. この動画では4つの手がかりにまとめた。①作る人と歌う人が分かれ、裏方の名前がクレジットに並び、のちに確かめられる証拠になった ②売れなかったこと、作られた数が少なかったこと、本人が語らなかったことが、希少さと物語になった ③音は許可のないリミックスや動画で先に渡り、写真家やレーベルの担当者が名前を書き足すことで公式の形になった ④「シティポップ」という名前は、作った人ではなく、記事や本や海外の聴き手の側が何度も付け直してきた。
Q. 第1部では何を扱う?
A. 「夢で逢えたら」を1976年に最初に録音した吉田美奈子『FLAPPER』と、杏里「悲しみがとまらない」のイントロを林哲司が考え、角松敏生がそのまま骨格にした話。
Q. 第2部では?
A. 1977年に売れなかった大貫妙子『SUNSHOWER』が、クレジットの名前を手がかりに海外で探されるまでと、1982年に一枚だけ残した間宮貴子『LOVE TRIP』が「欲しい」を集め続ける理由。
Q. 第3部では?
A. Night Tempoのリミックスと韓国で消えたB面(2018年)、シアトルのLight in the Atticが許可を取ってまとめた『Pacific Breeze』(2019年)、そして「プラスティック・ラヴ」の動画を一度消したのが一枚の写真の撮影者だったこと(2021年にオリコン週間5位)。
■ 最近の動き(2026年秋)
・山下達郎のライブ・アルバム『JOY 2』(2026年10月14日・前作から37年ぶり、2008〜2025年の600を超える公演から38曲)
・BS朝日「シティポップ・スタジオ」第4弾(10月11日・18日)
・レコードの日2026(11月3日・12回目)、竹内まりや『Bon Appétit! (2026 Edition)』・『松原みきが選ぶマイベスト16』のアナログ盤(11月25日)、林哲司『NINE STORIES』リマスター再発(12月23日)
■ もっと詳しく(章ごとの単独回)
・第1部 吉田美奈子『FLAPPER』: https://youtu.be/COWUSrIwZbM
・第1部 杏里「悲しみがとまらない」: https://youtu.be/U5_FQIsgjHw
・第2部 大貫妙子『SUNSHOWER』: https://youtu.be/wu40aA0EDZw
・第2部 間宮貴子『LOVE TRIP』: https://youtu.be/1x2wYZVNN_g
・第3部 Night Tempoと韓国: https://youtu.be/bZoSkjXJkl0
・第3部 『Pacific Breeze』: https://youtu.be/TCGMjQnuSvc
・第3部 「プラスティック・ラヴ」: https://youtu.be/inQbEoEQ_DQ
・終章 「シティポップ」は誰が決めた?: https://youtu.be/dBumbggDzSY
■ English summary
Why are songs made in late-1970s and 1980s Tokyo being sought out in Seoul and Seattle four decades later? This video follows the whole story in four chapters: the makers, the lost records, the routes overseas, and who named "city pop." The key, we argue, is names: whose were kept, whose were lost, and who wrote them back in.
▼ シリーズ「音楽の歴史」(27本・続けて再生)
https://www.youtube.com/watch?v=RZewDnKwE_U&list=PLPK4qWtBdujU
◀ 前の回: 「シティポップ」は誰が決めた?1981年の新聞と2002年の家系図|山下達郎・はっぴいえんど・ジャンル名の歴史
https://youtu.be/dBumbggDzSY
▶ 次の回: ディスコは1979年に死んだのに、なぜ日本では死ななかった?|ディスコ・デモリッション・ナイトとサタデー・ナイト・フィーバー
https://youtu.be/a_2Z3O5iB5c
チャプター
0:00:00 なぜ40年後に、海の向こうで?
0:01:45 第1部 作った人たち|吉田美奈子『FLAPPER』と「夢で逢えたら」
0:10:39 第1部 作った人たち|杏里「悲しみがとまらない」のイントロ
0:20:11 第2部 消えた盤|大貫妙子『SUNSHOWER』
0:30:21 第2部 消えた盤|間宮貴子『LOVE TRIP』
0:39:39 第3部 海を渡った道|Night Tempoとソウルの消えたB面
0:49:38 第3部 海を渡った道|シアトルの『Pacific Breeze』
0:59:25 第3部 海を渡った道|「プラスティック・ラヴ」を消したのは誰?
1:08:44 終章 名前|「シティポップ」は誰が決めた?
1:19:07 答え
1:20:11 2026年の秋
1:21:28 結び
主な出典
- 各回の出典は、それぞれの回の説明欄に載せている
- HMV&BOOKS online(2026年10月1日・JOY 2): https://www.hmv.co.jp/news/article/260804146/
- PR TIMES(BS朝日・2026年10月4日): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000273.000112870.html
- PHILE WEB(レコードの日2026・2026年8月19日): https://www.phileweb.com/sp/news/audio/202608/19/28021.html
- タワーレコード(シティ・ポップ特集): https://tower.jp/site/genre/citypop
- オリコン(2021年11月24日・週間5位): https://www.oricon.co.jp/news/2214336/full/
写真(Wikimedia Commons・ライセンスに従いトリミングして使用)
ライセンス: CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0 / CC BY 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0 / CC BY-SA 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0
- Photo: Marie-Sophie Mejan / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Japan,_Tokyo,_Ginza_at_night.jpg
- Photo: Marie-Sophie Mejan / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tokyo,_Harajuku_station.jpg
(続きと出典の全文はYouTubeの説明欄に)
YouTube(動画版): https://youtu.be/wjLtUhOSyxo