DDTプロレスが6月7日、東京・品川プリンスホテル内クラブeXで『僕からのラブレター2025』を開催した。同9日、後楽園ホールでの『DDTプロレス×新日本プロレス一面対抗戦 スーパー・ササダンゴ・マシンvs矢野通』のワンマッチ興行に向け、スーパー・ササダンゴ・マシンが熱弁を振るった。 メインイベント終了後、ササダンゴが突如登場し、ビジョンを使って、煽りパワーポイントでのプレゼンテーションを開始した。 この一戦をササダンゴは「一つのジャンルにおける看板をかけた戦い」と位置付けた。ササダンゴは昨年6・26新宿FACEでの矢野通との一騎打ちで敗れたが、「アイデア」「発想力」「瞬間的なプロレス頭」、そのすべてにおいて、他団体の選手に完敗したと思ったのは初めてだったという。そこで矢野との雪辱戦に挑むことになったが、「全面対抗戦はリスクが大きすぎるので、局地的、部分的に行うプロレス業界初の団体対抗戦」ということで「一面対抗戦」と称することになったと説明。さかのぼること10年前の2015年8月23日の両国国技館で、HARASHIMAが棚橋弘至とシングルマッチを行い、棚橋がフォール勝ち。試合後、棚橋は「全団体横一列で見てもらったら困る」と辛らつなコメントを残し、これを機に両団体の関係が急速に悪化。ササダンゴも「腸が煮えくり返るほどの怒りと悲しさ」を覚えた。そこで、HARASHIMA、DDTの名誉の回復、両団体にできた溝を埋めるため、「意識高い系レスラー」のササダンゴ、おおか健、だんしょくディーノが「自主興行で棚橋選手をオファーしよう」と思いつく。そして、2015年11月17日、後楽園での「#おおか帝国主催興行」で、HARASHIMA&おおかvs棚橋&小松洋平(現よう)が実現し、HARASHIMAが小松からすりーかうんとを奪い、DDTが一矢報いた。試合後、棚橋がササダンゴの代名詞であるパワポでHARASHIMA、DDTファンに両国でのコメントを謝罪し、「ハッピーエンドな結末」を迎えた。ところが、この事態に矢野が「何で新日本が負けたままで終わるんだよ」とめちゃくちゃ怒っていたという。