今週最初お送りするのは、8月24日から9月5日まで行われる東京パラリンピックの話題です。今回の東京オリンピック、中華民国台湾からは18の競技に68人の選手が出場、金メダル2つ、銀メダル4つ、そして銅メダル6つ、あわせて12個と、過去最高の成績を残しました。そして、パラリンピックにも、中華民国台湾からは、6つの競技に10人の選手が参加します。ご紹介しましょう。
パラリンピックは、障害の程度によってクラス分けがされる競技が主体です。まず卓球競技には、体幹、下肢の障害をもつ車椅子競技者のクラス、TT4クラスの女子シングルスに、ルー・ビーチュン選手が、下肢の動きの障害、または手足が欠損している車椅子競技者のクラス、TT5クラスの男子シングルスにチョン・ミンチー選手が、そして前腕に軽度の障害、体幹、片足に中程度の障害、または手足の欠損がある競技者のクラスTT10クラスの女子シングルスと団体戦に、ティエン・シャオウェン選手とリン・ズーシュー選手が出場します。
陸上競技には、T11クラスの、視覚障害者の男子走り幅跳びにヤン・チュンフイ選手が、重度弱視の競技者、T12クラスの女子やり投げに、リュウ・ヤーティン選手が出場します。
さらに、下肢障害選手によるベンチプレスの競技、パワーリフティング、女子61キロ級にリン・ヤーシュエン選手が、柔道では弱視の選手が出場するB2クラス、女子48キロ級にリー・カイリン選手が、さらにバドミントンでは、片腕の動きに軽度の障害があるか、利き手でない腕に重度の障害がある競技者のクラス、SU5クラスの男子シングルスにファン・チェンユー選手が出場します。
そして、競泳では、運動機能障害によるSM7クラスの男子200メートル個人メドレー、男子100メートル背泳ぎ、男子400メートル自由形の3種目に、チェン・リャンダー選手が出場します。
前回、2016年のリオデジャネイロ大会で、中華民国台湾の代表チームは銀メダル1つ、銅メダル1つを獲得しました。
台湾のスポーツ行政を統括する教育部體育署は、今回の東京大会のメダル獲得数について、このリオ大会を上回ることを目標としています。なお、10人の選手のうち、卓球のTT5クラスにおいて昨年世界ランキング1位となったチョン・ミンチー選手は金メダルが期待されているほか、女子柔道のリー・カイリン選手、そして陸上男子走り幅跳びのヤン・チュンフイ選手もメダル候補ということです。
選手10名、コーチ8名、そして2名のチームドクター、代表団38名は3つのグループに分かれ、日本を赴くということです。なお、體育署では来週21日に、代表旗の授与式を行い、オリンピックの代表旗授与式引き続き、蔡英文・総統が出席するということです。
10人のアスリートたちの健闘を期待いたしましょう。このコーナーでは、東京パラリンピックの台湾選手の戦いぶりにつきましても、ご紹介いたします。
続いては、女子ソフトボールの実業団リーグTPWSL(企業女子ソフトボールリーグ)の話題です。5チームによって行われるTPWSLは、4月24日に開幕しました。レギュラーシーズンはこれまで同様、前後期に分かれ、毎週土日、前期が4月24日から6月20日まで、後期が7月31日から10月10日まで、台湾北部、中部、南部の各球場で、各チーム総当りを8回、合計80試合行われる予定でした。
しかし、リスナーの皆様もご存知の通り、台湾では5月上旬から新型コロナウイルスの市中感染が急拡大、TPWSLも5月16日の試合をもって、シーズン中断を余儀なくされました。
その後、6月末、リーグと5チームの監督による協議が行われ、前期シーズンの残り試合を中止とし、前期からシーズン中断までの成績をもって、前期シーズンの順位を決めることとしました。
この結果、新北シーザーブレーブスと福添福嘉南ホークスがいずれも6勝2敗で並びましたが、2チームの失点数を比較、より少なかった新北シーザーブレーブスが前期シーズンの優勝チームと決定しました。
そして、感染拡大の落ち着きがみられたことから、後期シーズンは7月31日から予定どおりスタートしています。
雨で延期となった試合もありますが、先週8日まで、新世紀黄蜂が4連勝、福添福嘉南ホークスが2勝1敗、新北シーザーブレーブスが1勝1敗、台中タイガーが1勝2敗、そして台北台産が4連敗となっています。
続いては台湾プロ野球の話題です。今週の始め、フーボン・ガーディアンズのチャン・シャオチン投手、楽天モンキーズのチェン・グアンユウ投手と、7月のドラフト会議でそれぞれ1位で指名された、海外リーグでプレー経験をもつ大物選手の入団記者会見が行われました。
ガーディアンズは8日、北部、新北市の新荘球場では、味全ドラゴンズとの試合前、チャン・シャオチン投手の入団セレモニーを行いました。台湾では父の日となったこの日、ガーディアンズはチャン投手の両親を招き、始球式ではお父さんが投手、ジャン選手が捕手をつとめました。
球団の発表によりますと、ガーディアンズは、クリーブランド・インディアンス傘下、3Aでプレー、2019年の国際大会、プレミア12で代表チームの先発の軸として活躍したチャン投手と4年半、総額台湾元6120万元(日本円にしておよそ2億4100万円)という史上最高額の契約を結んだということです。
また9日には、楽天モンキーズが、昨年まで千葉ロッテマリーンズでプレーしたチェン・グアンユウ投手の入団記者会見を行いました。記者会見では、2年半、総額2100万元(日本円にしておよそ8270万円)プラス出来高200万元で契約したこと、背番号が12であることが明らかにされたほか、 関連グッズの発表も行われました。今年のドラフト指名選手は、8月下旬にも始まる後期シーズンから出場が可能となっています。
おしまいに前期シーズンの順位です。7月13日に再開された前期シーズンは大詰めとなっています。5チームそれぞれ55試合から58試合消化し、1位は、31勝23敗1引き分けの中信兄弟で、前期の優勝マジックを3としています。2位は1ゲーム差で統一セブンイレブンライオンズ、3位は3ゲーム差で楽天モンキーズ、4位は6.5ゲーム差でフーボン・ガーディアンズ、そして最下位の5位は9.5ゲーム差で味全ドラゴンズとなっています。
前期優勝は1位の中信兄弟と2位ライオンズの2チームに絞られています。マジック3の中信がこのまま逃げ切るか、前期残り2試合のライオンズが連勝してプレッシャーをかけるか、前期シーズンの結果につきましては、来週のこのコーナーでお伝えいたします。ご期待ください。