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台湾ソフトパワーは、女性の話題を中心に、台湾の魅力をお伝えする番組です。キャリアウーマンあり、市井の女性あり、女性のがんばる姿を通して、台湾のことを、より身近に感じていただけたらうれしいです。... more
FAQs about 台湾ソフトパワー:How many episodes does 台湾ソフトパワー have?The podcast currently has 355 episodes available.
June 24, 2019台湾ソフトパワー - 2019-06-25 木工の里「大渓」初の女性木工職人、黄裕凰 台湾北部の桃園市に復興山という山があります。この山は古くから、彫刻に適した木材がたくさんあります。切り出された木材は川を通じて、下流にある大渓という集散地まで運ばれていたから、多くの木工職人が大渓に集まっていました。大渓で作られた彫刻や木器は台湾だけではなく、海外にも評判になっています。 百年を超えた大渓の木工の歴史は、これまでは男性職人が主体となっていて、女性はあくまでサポート役しかありませんでした。しかし、この男性しか上がれない舞台は、現在、ようやく女性が頭角を現しています。今週は、大渓ではじめての女性木工職人、黄裕凰さんについて、お話させていただきます。...more7minPlay
June 17, 2019台湾ソフトパワー - 2019-06-18 魚の食育活動で町おこしをする羅玟玲さん日本では、近年、「食育」という言葉が流行っていますね。文字通りにその意味は食、つまり食べ物と食べることに関する教育を指していますが、日本の農林水産省は、それを、「様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること」と定義しています。日本では食育基本法が実施されてから、政府や学校が食育に積極的に取り組んでいます。それに比べて、食育の推進においては、台湾はかなり遅れていると言えます。現在、台湾において、食育活動は主に民間が自発的に行われています。今週の台湾ソフトパワーでは、漁村にお嫁に行ったから、自分の力で魚についての食育活動に取り組んでいる羅玟玲さんについて、お話しさせていただきます。...more10minPlay
June 10, 2019台湾ソフトパワー - 2019-06-11 「サバヒーの女王」盧靖頴台湾人がよく食べる魚に、サバヒーというお魚があります。身が白いですから、ミルクフィッシュとも呼ばれているサバヒーは、300年以上前から台湾で養殖し始まって、台湾の代表的な養殖魚の一つです。しかし、一時期、サバヒーを食べる人が少なくなっていました。その一番大きな原因は、サバヒーの222本もある骨を取ることに辟易しますから。そこで、サバヒーを食卓に戻らせ、サバヒー産業の衰退を防ぐよう、骨なし加工製品が次々と開発され、世に送り出されてました。今週の台湾ソフトパワーでは、こんなサバヒー産業で大いに活躍している、サバヒーの女王と呼ばれている盧靖頴さんについて、お話させていただきます。(編集:林蕙如/王淑卿)...more10minPlay
June 04, 2019台湾ソフトパワー - 2019-06-04 エベレスト登頂に成功した二人目の台湾女性登山家、詹喬愉世界最高峰、標高8848メートルのエベレストは、年間平均気温が氷点下29度に達した極寒の地。山頂の最低気温は氷点下60度を記録したことがあります。こんなエベレストの登山は、春と秋しかできませんが、その中でも5月20日前後が一番適した時期と言われています。先週、台湾の女性登山家、詹喬愉さんがエベレスト登頂に成功しました。台湾女性登山家の2人目です。実は、詹喬愉さんは台湾で初めて世界第4位の高峰ローツェ、第5位のマカルー、第8位のマナスルの登頂に成功した台湾の女性でもあります。1987年生まれの詹喬愉さんは、身長154センチ、体重が50キロにも満たない小柄ですが、そのかわいらしい容姿に反して、小さな体に大きなパワーが秘めています。彼女は現在山岳ガイドとクライミングインストラクターを務めながら、民間救助隊のメンバーとして山岳救助にも参加しているほか、最近はタレント活動も始まったようで、いろいろな分野で活躍しています。山に登ることについて、詹さんは、「山に登る時、人は前を見るしかない。登頂の時だけ、後ろを振り返る。その瞬間、我々はこれまでの疲れも苦労も、無駄ではないことが分かった」と話し、これからも山に登り続ける決意を示しました。(編集:林蕙如/王淑卿) ...more10minPlay
May 28, 2019台湾ソフトパワー - 2019-05-28 台北市南門市場の惣菜屋、「億長御坊」の経営者、朱億長さん台北の有名な観光スポット、蒋介石・元総統のメモリアルホール、中正記念堂の近くに、「南門市場」という大変人気がある市場があります。この市場では、生の野菜やお肉などの食材のほか、すぐに食べられるお惣菜を扱うお店もたくさんあります。その中でも、特に有名なのは、南門市場を代表する、お惣菜屋さんと言われる「億長御坊」です。そこで売っているお惣菜は中国大陸の江蘇省南部と浙江省西部あたりの料理、いわゆる「江浙料理」をメインとしています。台北市は、12年前から毎年、「伝統市場フェスティバル」を開催し、台北市の伝統市場にある店の最高栄誉、「天下一の店」を選んでいます。「億長御坊」は、これまで四回も「天下一の店」に輝いたほか、日本の経済産業省に相当する経済部からも「樂活四星名攤(ロハス4つ星名店)」に選ばれました。現在南門市場にある本店のほか、デパートのデパ地下9か所にも出店しています。2013年に作られた惣菜工場も、食品安全管理の国際標準規格ISO22000の認証を取得しました。今週の台湾ソフトパワーは、億長御坊の創業者、朱億長さんをご紹介します。(編集:林蕙如/王淑卿)...more10minPlay
May 21, 2019台湾ソフトパワー - 2019-05-21 台湾初の女性法医学者-尹莘玲日本で女性法医学者といえば、多分実在の人物より、テレビドラマに登場した女性法医・監察医を思い浮かぶ方が多いでしょう。法医学を題材にした、いわゆる「法医ドラマ」の中で、女性法医を主人公にした日本のテレビドラマは確か少なくないです。たとえば、去年の冬に放送された「アンナチュラル」や、1999年から19年間放送され続けた「科捜研の女」などがあります。テレビドラマで大活躍している女性法医ですが、実は現実の世界はまだそれほど多くいないです。今週の台湾ソフトパワーは、台湾における初めての女性法医、尹莘玲(いん・しんれい)先生についてお話させていただきます。香港生まれの尹先生は、今年58歳です。大学の時に台湾に留学に来て、当時の台北医学院、現在の台北医学大学の医学部に入りました。大学を卒業した後、高雄医学大学付属中和記念病院の病理医になって、台湾で腰を落ち着けるようになりました。病理医として働いている間、尹先生は病理学の1つ、死体解剖や死因確認に使われる法医病理学に関心を持ち始めましたが、この分野に目を向ける人はまだまだ少なかったです。1994年に、尹先生は法医病理学を勉強するために所属病院からアメリカのロサンゼルスに送り込まれました。そこで彼女は初めて法医学の実務に触れました。当時を振りかえって、尹先生は、「ロサンゼルスでは一般人でも銃を所持できるから、治安はあまりよくなかった。でも、事件が多いほうが実務訓練もしっかり受けられると思った」と、自分の安全を心配せず、勉強ばかりを考えたことを話しました。ロサンゼルスにいた一年間、尹先生は優れた英語力と、男性に劣らない気丈さそして女性ならではの繊細さをもって、ロサンゼルス郡検死局において、一番頼れる研修生と評価されるようになりました。メスを使って積んだ経験も次第に法医学者としての使命感に変わりました。ロサンゼルスでの研修を修了した後、尹先生はアメリカ行きの前の約束通りに、高雄医学大学付属中和記念病院に戻りました。20年前、尹先生は病院で所定勤務年数がやっと終わった後、病院の仕事を辞めて、台湾南部、屏東県の屏東地方検察庁で監察医を務めることにしました。尹先生は「あの時、法医学界に女性法医がいないことをまったく意識していなかった。ただ自分はもうしっかり訓練を受けたので、仕事を問題なくこなせると思って、この世界に入り込んじゃった」と当時のことを話しました。......(編集:林蕙如/王淑卿)...more10minPlay
May 14, 2019台湾ソフトパワー - 2019-05-14 南安小グマとタイワンツキノワグマの保護に取り組む女性ら去る4月30日に、一匹の子熊が政府と保護団体の協力のもとで、9ヶ月の保護生活を終えて、野生復帰ができました。このことで、絶滅危惧種の野生動物の保護に再び注目が集まっています。今週はこの小熊と台湾黒熊保護協会について、お話させていただきます。事の発端は去年の7月に、台湾東部、花蓮県にある南安の滝の近くに、親とはぐれた小さい黒熊が目撃されたことです。この子熊は絶滅危惧種と指定されている「タイワンツキノワグマ」です。タイワンツキノワグマは和名「ツキノワグマ」のアジアクロクマの亜種で、台湾固有種です。現在、野生のタイワンツキノワグマの生息数は200~500頭しかいないと推定されています。今回目撃された子熊は生後3、4ヵ月とみられ、まだまだ母熊に離れてはいけない子供なのに、ずっと母熊の姿が見当たらないので、台湾黒熊保育協会と森林管理の行政機関である行政院農業委員会林務局の協力で保護されました。台湾黒熊保育協会の張富美・理事長は黒熊の保護について、「台湾の原住民族は山に神様がいることを信じていて、『森に熊がいなければ、山も魂を失ってしまう』とまで言った」とタイワンツキノワグマの重要性を説明しました。張富美・理事長は、10年前、台湾南部にある屏東科技大学で野生動物保護の研究、特にタイワンツキノワグマの保全活動に取り組んでいる、「黒熊のお母さん」と呼ばれる、黄美秀・教授に出会いました。黄美秀先生は、タイワンツキノワグマの生息状況に対する理解を深めるため、一人で山に登り、3年間かけて調査を行いました。この間に出会った15頭のタイワンツキノワグマのうち8頭が掌や指を失っていました。タイワンツキノワグマの危機を目の当りにしたことで、黄美秀・教授や張富美さんたちが2010年に台湾黒熊保育協会を作りました。台湾黒熊保育協会は、絶滅の危機に瀕しているツキノワグマを保護するために作られた、世界初、しかも世界唯一の非営利組織です。野生タイワンツキノワグマが自然生息地で繁殖でき、永遠に存続できることを宗旨としています。その発起人の一人、黄美秀・先生は、台湾において初めて人工衛星記録器を使って、ヘリコプターでタイワンツキノワグマの追跡に成功した人で、15年間ずっとタイワンツキノワグマの保護に取り組んできました。2010年に、タイワンツキノワグマを研究し続けた成果が評価されて、「IBA国際クマ協会主席賞2009」を贈られ、アジアにおける初めての受賞者になりました。また、黄先生は2006年から今日に至ってIUCN国際自然保護連合において種の保存委員会委員兼アジアクロクマ専門家チームの共同議長を務めているほか、2009年からもIBA国際クマ協会の理事を兼務しています。こんな黄先生が今回保護された子熊のためにも骨を折りました。保護された当初、子熊の体重はただ5キロぐらいでした。貧血で体が弱い子熊の世話をするため、24時間体制で、3人の獣医師が交代で世話をしていました。エサの準備も大変苦労しました。子熊の標準必須エネルギーの三倍を基準値として、毎日百個以上の果実を採集し、子熊のエサにあてました。黄美秀先生は、台湾最南端、屏東県の屏東科技大学から、子熊がいる台湾中部、台中市にある山を行き来していました。しかし、子熊の世話には膨大な費用がかかります。黒熊保育協会は資金に悩まされました。最初は募金しても足りないかもしれないと心配しましたが、40日間で台湾元450万元あまり、およそ日本円1600万円以上集め、目標金額を大幅に上回りました。お金だけではなく、物資の寄付もありました。子熊のエサに使えるフルーツや、採りたてのタケノコなどが次々と送られてきて、中には宛名を子熊の愛称「南安小黒熊」にした小包もありました。協会の張富美・理事長は、「ある時、子熊のエサとしてハチの巣が送られてきた。子熊は最初食べ方がわからなくて、ミツバチに刺されたばかりだったが、それでも巣の中にあるハチミツの誘惑に耐えられず、何回もチャレンジしてからやった食べるコツをつかめた」とエピソードを披露してくれました。張・理事長は、この子熊のことで長年取り組んできた絶滅危惧種の保全活動が花を咲かせたとは予想もしなかったと喜びました。保護された時、体重がわずか5キロだった子熊は、9が月経って、体重43キロ、体長120センチに成長しました。野生に戻るための生存や捕食の訓練もしっかり受けました。子熊には個体識別のための耳標(じひょう)と、成長に合わせて伸びられる衛星発信機能付きの追跡用首輪が装着されました。発信機から定期的に送られてくる情報を通して、黄美秀先生と台湾黒熊保育協会が1年間の追跡を行う予定です。この一年間、花蓮林区管理処と原住民族卓渓集落によるパトロール隊も、子熊が無事に成長できるように生息地のパトロールを続けています。小熊の保護と野生復帰を成功させて、黒熊保育協会はこれからも台湾における絶滅危惧種の保全活動に取り組み続けます。(編集:林蕙如/王淑卿)...more10minPlay
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