禁錮1年の判決を受けた受刑者であるタクシン元首相が警察病院特別室に長期入院していることに批判と疑問の声が上がっている問題で、刑務所を所轄する矯正局は1月11日、タクシン元首相は重病であり、刑務所に戻すことは命に危険が及ぶ恐れがあるため、警察病院での入院を継続する必要があると報告した。元首相は昨年8月22日に15年ぶりに帰国し、その日のうちに収監されたが、体調不良を訴えて23日未明に警察病院に移送された。矯正局によれば、警察病院への入院は刑務所の医療施設に十分な医療設備が整っていないことによるもの。元首相は複数の病気を患っており、警察病院のようなしっかりした医療機関で継続的に治療を受ける必要があるという。