タイ陸軍第3管区は4月9日、北部ラムプン県で行われた徴兵検査で交通事故で寝たきりの青年(21)とその家族に不適切な対応があったとしてこの青年らに謝罪した。軍の説明によれば、検査の担当者は青年が交通事故で寝たきりで、それを知っていたにもかかわらず、家族に命じて救急車を使って青年を検査会場まで来させ、そこで兵役不適格であることを確認させたものという。陸軍第3管区の広報担当者は9日、「本人を会場まで来させたのは法律に従ったものだが、本人の状態を考えると本人と家族に迷惑をかける結果となった。陸軍第3管区として本人と家族に謝罪したい。この件にかかわった軍関係者全員をけん責した」と説明した。