世界一近い距離の打撃戦と言われるタイヤファイトの東北地区初進出が11月23日、宮城県柴田郡にある大河原中央公民館で開催されることが発表された。 この大会をプロデュースすることになったのは、総合格闘家でプロレスラーの元祖喧嘩女王篠原光(しのはら・ひかる)だ。 篠原は世界を席巻したパフォーマンス集団、電撃ネットワークの故南部虎弾が起こした格闘技軍団、チーム南部所属として活躍。UKF女子総合格闘技タイトルを防衛するなどして活躍した。2009年には、元WBA世界ジュニアバンタム級王者のヨックタイ・シスオーと挙式。同年には今大会が行われる大河原町でヨックタイジムをオープンさせ二人三脚で有力選手を育ててきた。その篠原がプロデュースする大会内容も、盛沢山のラインナップ。まずは、先日東京立川で開催された『第1回全日本タイヤファイト賞金トーナメント』でノーマークのダークホースながら優勝した三杯目ひかる挑戦へのトーナメントをぶち上げた。実は三杯目ひかるは宮城県の出身。次回大会では、三杯目と本トーナメント優勝者で争う、タイヤファイト宮城タイトル戦を行う構想があるという。 そのトーナメント1回戦で激突するのが、高校生ながら全国トーナメントでタイヤファイト千葉暫定王者菅野雄大を撃破した魁晟(かいせい)と、修斗史上初の同時2冠王者を達成した新井丈のセコンド、古屋真介とMMA戦で引き分けた八丁味噌(はっちょうみそ)だ。リングネーム・八丁味噌は、本名が八町なことと出身高校がある愛知県岡崎市の味噌メーカーから由来する。この試合を含む8人のワンナイトトーナメントで東北初のタイヤファイトベルト獲得への覇権争いを行う。極真空手全国2位、元プロボクシングランキング1位、釣り人、ファジーク選手などバラエティに飛んだメンバーだ。なお、当日タイヤファイト公式戦を裁くのは、その篠原の旦那様、ヨックタイ・シスオーに決まった。 更に関東地区からは、ブレイキングダウン選手井原良太郎のバンテージ巻きでプチブレイク。“2代目Mr押忍”中川達彦がタイヤ殴られ屋の的として参戦。過去には、芸人楽しんごが本形式で殴り屋として参戦して話題を呼んだことは記憶に新しい。今宵も出るか!ふんどしスタイル。日本タイヤファイト連盟、入江(秀忠)会長も一目置く篠原光の手腕が期待される。