事実上の亡命生活を続けているタクシン元首相であるが、新たに孫ができたことや高齢であることを理由にタイに帰国する意向を示している件についてプラユット首相はこのほど、政府はこの件に一切関わっていないと明言した。首相は6月12日にダムロンサク警察庁長官と会談したが、ここでも元首相帰国の件は取り上げられなかったという。なお、元首相が帰国願望を表明していることに関する記者の質問に対しプラユット首相は、「(元首相が帰国したら)法執行機関が対応するになる。政府とは関係のないこと。元首相には法的手続きがとられることになるが、私とは一切関わりがない」と述べている。