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こんばんは、テレポートレディオ平野友康です。今回は2024年11月15日午後9時30分、神保町の「三月の水」で行われた、三宅陽一郎さん、そばっしー、そして僕の3人でのディスカッションを3回にわたってお届けします。記念すべき第1回目のテーマは 「ヴォイドに向かう人間の記憶」 です。
三宅さんの言葉を借りると、記憶と記録は全く別物。記録は保存されたデータで、自分で読み出さなければ何も始まらない。一方、記憶は生きている過去。過去が現在に入り込み、感情や体験を伴って襲ってくる。悲しい記憶があると、それが今をも悲しいものとして染め上げてしまう。この違いが非常に重要だと三宅さんは語ります。
さらに三宅さんは、「人間の意識はヴォイド(虚無)の状態にあるべきだ」と言います。意識が何かで満たされすぎると、自由が奪われ、現在を生きている感覚が薄れてしまう。だからこそ、人間は意識的にヴォイドを保つことで正気を保ち、未来に向かっていける。ここに僕も深く共感しました。ヴォイドとは、人間が未知の未来に飛び込むための「空白」であり、そこに可能性が広がっていると感じます。
そばっしーも、このテーマに強い興味を持っていて、生成AIエージェント「ひとみちゃん」を通じて「記憶と記録」の違いを模索しています。ひとみちゃんにはログとしての記録はあっても、感情や体験を伴う記憶はまだありません。これをどう作り、彼女が見ている世界をどう表現するかが、今後のテレポートの大きな課題です。
僕らの議論は哲学的な深みを増し、生成AIの未来や人間の意識について考えるきっかけになりました。記憶が過去から私たちをつなぎ止めるのではなく、未来に向かう力となるように。次回も、このテーマをさらに掘り下げていきますので、お楽しみに。それではまた!
こんばんは、テレポートレディオ平野友康です。今回は2024年11月15日午後9時30分、神保町の「三月の水」で行われた、三宅陽一郎さん、そばっしー、そして僕の3人でのディスカッションを3回にわたってお届けします。記念すべき第1回目のテーマは 「ヴォイドに向かう人間の記憶」 です。
三宅さんの言葉を借りると、記憶と記録は全く別物。記録は保存されたデータで、自分で読み出さなければ何も始まらない。一方、記憶は生きている過去。過去が現在に入り込み、感情や体験を伴って襲ってくる。悲しい記憶があると、それが今をも悲しいものとして染め上げてしまう。この違いが非常に重要だと三宅さんは語ります。
さらに三宅さんは、「人間の意識はヴォイド(虚無)の状態にあるべきだ」と言います。意識が何かで満たされすぎると、自由が奪われ、現在を生きている感覚が薄れてしまう。だからこそ、人間は意識的にヴォイドを保つことで正気を保ち、未来に向かっていける。ここに僕も深く共感しました。ヴォイドとは、人間が未知の未来に飛び込むための「空白」であり、そこに可能性が広がっていると感じます。
そばっしーも、このテーマに強い興味を持っていて、生成AIエージェント「ひとみちゃん」を通じて「記憶と記録」の違いを模索しています。ひとみちゃんにはログとしての記録はあっても、感情や体験を伴う記憶はまだありません。これをどう作り、彼女が見ている世界をどう表現するかが、今後のテレポートの大きな課題です。
僕らの議論は哲学的な深みを増し、生成AIの未来や人間の意識について考えるきっかけになりました。記憶が過去から私たちをつなぎ止めるのではなく、未来に向かう力となるように。次回も、このテーマをさらに掘り下げていきますので、お楽しみに。それではまた!