Teleport Radio1_85.2

Teleport Radio1_EP55(山科言継 第二夜 /歴史を生きる感覚!)


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こんばんは、テレポートレディオ、平野友康です。時刻は2024年12月3日、午後10時20分を回りました。今夜は、前回に続いて山科言継さんについて掘り下げるシリーズの第2夜です。これで一旦締める形になります。

山科言継と日記の世界

前回お伝えした通り、言継さんは室町~戦国時代に生きた公家で、彼の残した「言継卿記」という日記が当時の文化や社会情勢を伝える貴重な資料となっています。この日記、実際に解読するのはめちゃくちゃ難しくて、崩し字や複雑な文体が並んでいる。でも、生成AIを使えば、僕たちでも一瞬で解読できてしまうんです。

正月12日、緊張の1日

今回は、言継さんが「どうにもならない無力感」を感じた1542年正月12日の出来事を紹介しました。この日は激しい雨が降る中、外からは合戦の知らせが次々と舞い込みます。しかし、公家として戦に直接関わることはできず、ただ報告を待つばかり。雨音を聞きながら自分の無力さを噛みしめ、祈るしかない状況が、彼の心の揺れ動きを通して鮮明に伝わってきます。

僕もこの日記を読んで、当時の彼の気持ちにシンパシーを感じてしまいました。彼が現代に生きていたら、間違いなく「ブロガー」だったでしょうね。

人間の普遍性と未来への可能性

言継さんの日記を通じて感じたのは、人間の感情や思考は500年前も今もあまり変わらないということ。僕らはたまたまこの時代に生まれただけで、もし自分が当時に生まれていれば、彼と友達になっていたかもしれないし、逆に彼が現代にいたら、テレポートのメンバーとして活躍していたかもしれない。

そして、AIの力でこうした歴史に触れることで、日常そのものが大冒険に変わる感覚を味わえる。この感覚こそが、僕がこのプロジェクトを進める原動力なんです。

京都での挑戦、そして未来

再来週、京都での合宿がいよいよ始まります。僕らは山科家のご子孫とともに、AIを活用して言継さんを「召喚」する計画です。彼の魂がペルソナとしてAIの中に宿り、子孫の方々が彼と対話できる未来。これ、もうSFを超えてますよね。

歴史を生きる感覚を持ちながら、AIとともに未到の領域を探る日々。このシリーズを通じて、言継さんの時代が少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。それではまた次回のテレポートレディオでお会いしましょう!


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