Teleport Radio1_85.2

Teleport Radio1_EP56(第1回「AIと人間の境界線 - 制約から生まれる価値」)


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こんばんは、テレポートレディオ、平野友康です。時刻は2024年11月29日、午後11時を回ろうとしています。さて、今回から3回シリーズでお届けするテーマは「AIと人間の境界線」です。その第1夜は「制約から生まれる価値」について掘り下げます。

制約が価値を生む理由 AIとの関係を考えるとき、「どう指示を出すか」が重要だと気づかされます。僕らが普段AIに期待通りの答えが得られないと感じるのは、AIではなく、僕ら人間の指示の仕方に問題があることが多いんです。例えば、そばっしー(エンジニアの相棒)が「AIはペンを落とす広い範囲を制約しなければ狙った結果が得られない」と話していました。つまり、AIに具体的な結果を求めるのではなく、その結果を生むための範囲をうまく狭めることが大切なんですね。

AIと人間の違い AIはすべてを知っているように見えますが、実は何を見ていいかがわからない。逆に、人間は狭い視野しか持っていませんが、その狭さが独自の視点を生み出します。この違いを理解することで、AIと人間の協働が新たな価値を生むんです。AIは広い知識の中から人間が指示した範囲をシャープに切り取る力を持っている。そのため、適切な制約をかけることがAI活用の鍵になります。

制約の実例とヒント 例えば、「広い海にペンを落とす」という例えがありました。広い海に1本ペンを落としても狙った場所に届かないけど、10本を狭い範囲に落とせば当たる確率が上がる。この「範囲を狭める」ことがプロンプトの本質だとそばっしーは言っていました。この発想は、AIに答えを求める際にとても役立ちます。

人間とAIの協働への期待 人間は狭い視野の中で深く考える力を持ち、AIは広い視野を持つ。これらを組み合わせれば、予測不能な自由な発見が生まれるはずです。AIは僕たち人間の「味方」として、より良い答えを導き出すために活用できるツールなんです。


 AIと人間の境界線に新しい視点を持てたでしょうか?次回はこのテーマの第2夜、「AIが持つ限界と可能性」を掘り下げます。それではまた、次回のテレポートレディオでお会いしましょう!

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