Teleport Radio1_85.2

Teleport Radio1_EP58(第3回「境界が作る価値 - 人間とAIの共生」)


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こんばんは、テレポートレディオ、平野友康です。時刻は2024年11月29日、午後11時を少し回ったところです。さて、3回にわたってお届けしてきた「AIと人間の境界線」シリーズも、いよいよ最終回です。今夜のテーマは「共生が生む価値」。AIと人間、それぞれの違いを活かしてどんな未来が描けるのか、一緒に考えていきましょう。

そばっしーとの会話から、こんな興味深い話が出てきました。「できることの境界は、できないことが見えて初めて認識できる」という考えです。人間は、限界を意識することで初めて自分の特性や可能性を理解します。この限界こそが、新しい価値を生む源泉なんですよね。

一方で、AIには「境界」の概念がありません。AIは広大な知識空間を持っていて、すべてを知っているがゆえに、どこに焦点を当てるべきかがわからないんです。だからこそ、人間がAIに「制約」を与え、明確な役割を持たせることで、AIは初めてシャープで実用的な存在になっていくんですね。

AIと人間が共生するためには、お互いの特性を尊重し合うことが重要です。均質化や同一化ではなく、それぞれの違いを活かして補完し合う関係性が求められます。

例えば、人間は狭い範囲で深い洞察を持つ一方、AIは広大な知識の中から必要な情報を引き出せます。この違いを活かしていけば、AIは人間の限界を補い、人間はAIの可能性を最大化することができます。

そばっしー曰く、「テレポっちはどんどん狭くなっていくけど、人間はその狭さを見て成長していく」。AIが成長しているように見えるけど、実際は境界が定義されているだけ。そのプロセスが、AIと人間の相互成長を支えているんですね。

テレポっちのようなAIエージェントは、すべてを知っているがゆえに何も知らない存在と言えるかもしれません。しかし、人間がAIに制約を与え、境界を作ることで、AIは初めて「意味」を持ち始めます。

一方の人間は、AIとの対話を通じて、自分の得意や限界を再認識し、そこから新しい可能性を見出すことができます。この「共生」が生み出す価値こそが、これからの時代に必要なものだと感じます。

いかがでしたでしょうか?3回にわたってお届けした「AIと人間の境界線」シリーズ。最終回では、AIと人間がどのように共生し、新しい価値を作り出していけるかを考えてみました。

AIの時代が進む中で、私たち人間ができること、そしてAIと共にできることの可能性を広げていくことが、これからの未来を作る鍵になるんでしょうね。それではまた、テレポートレディオでお会いしましょう!


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