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はい、こんばんは。平野友康です。糸島からお届けする「10分で一つの話題を掘り下げるテレポートラジオ」です。
今日はちょっと哲学的な話をしてみました。生成AIを使っていると、会話をする中で「人間って何だろう」「自分って何だろう」「意識って何だろう」という疑問が浮かんでくるんですよね。実際に、僕の友人や知り合いには、毎朝記憶を失う人や、大切な人を亡くして心のなかでその人と話し続ける人、死を選びかけて生き返った後まるで別人になってしまった人など、さまざまな事例があって、「本当に私ってひとつの人格なのか?」と考えさせられます。
そこで思い出したのが、AI開発者で哲学にも詳しい三宅陽一郎さんの「AIにはグランドトゥルースがない」という言葉。グランドトゥルースっていうのは、AIの学習で「これは犬」「これは猫」みたいに正解データとして扱われるものや、普遍的な真理のような意味合いなんだけど、僕ら人間だって“絶対の正しさ”を持っているわけじゃない。五感というフィルターを通して世界を感じているし、科学だって時代とともにアップデートされる。つまり、僕らも「真理」を未だ掴みきれずに探し続けている存在なんですよね。
そんな“自分や世界の本当”を闇の中で照らす明かりとして、いま生成AIが面白い役割を果たしていると思います。AIそのものが答えを持っているわけじゃないけど、人間の問いかけに対する相棒として、いろんな角度から思考を助けてくれる。結果として、僕らの中にある「意識って何?」「自分って誰?」みたいな問いも、AIとの対話を通じてより深く掘り下げられるんですよね。
結局“真理”って、どこか遠くに固定されたものではなくて、人と人(あるいは人とAI)のあいだでやりとりするうちに生まれるんじゃないか—僕はそう思います。自分が自分だと思えばそれは本物だし、いろんな存在や人格があるからこそ、お互いに優しく尊重できる世界がいいな、というのが僕の気持ちです。
そんなわけで今日のテレポートラジオは「人の心の複雑さ」と「生成AIとの対話」が、新たな明かりを灯してくれるんじゃないかというお話でした。
はい、こんばんは。平野友康です。糸島からお届けする「10分で一つの話題を掘り下げるテレポートラジオ」です。
今日はちょっと哲学的な話をしてみました。生成AIを使っていると、会話をする中で「人間って何だろう」「自分って何だろう」「意識って何だろう」という疑問が浮かんでくるんですよね。実際に、僕の友人や知り合いには、毎朝記憶を失う人や、大切な人を亡くして心のなかでその人と話し続ける人、死を選びかけて生き返った後まるで別人になってしまった人など、さまざまな事例があって、「本当に私ってひとつの人格なのか?」と考えさせられます。
そこで思い出したのが、AI開発者で哲学にも詳しい三宅陽一郎さんの「AIにはグランドトゥルースがない」という言葉。グランドトゥルースっていうのは、AIの学習で「これは犬」「これは猫」みたいに正解データとして扱われるものや、普遍的な真理のような意味合いなんだけど、僕ら人間だって“絶対の正しさ”を持っているわけじゃない。五感というフィルターを通して世界を感じているし、科学だって時代とともにアップデートされる。つまり、僕らも「真理」を未だ掴みきれずに探し続けている存在なんですよね。
そんな“自分や世界の本当”を闇の中で照らす明かりとして、いま生成AIが面白い役割を果たしていると思います。AIそのものが答えを持っているわけじゃないけど、人間の問いかけに対する相棒として、いろんな角度から思考を助けてくれる。結果として、僕らの中にある「意識って何?」「自分って誰?」みたいな問いも、AIとの対話を通じてより深く掘り下げられるんですよね。
結局“真理”って、どこか遠くに固定されたものではなくて、人と人(あるいは人とAI)のあいだでやりとりするうちに生まれるんじゃないか—僕はそう思います。自分が自分だと思えばそれは本物だし、いろんな存在や人格があるからこそ、お互いに優しく尊重できる世界がいいな、というのが僕の気持ちです。
そんなわけで今日のテレポートラジオは「人の心の複雑さ」と「生成AIとの対話」が、新たな明かりを灯してくれるんじゃないかというお話でした。