第111章へようこそ。
今日のテーマは「局所推論」です。
英語ではlocal reasoning、ローカルリーズニングと呼びます。
局所推論とは何か。
「コードの一部分だけを見れば、その部分の正しさを判断できる」ということです。
プログラム全体を頭に入れなくていい。
今見ている関数だけを見れば、その関数が正しいかどうかわかる。
この性質を、局所推論が可能であると言います。
Rustの設計は、この性質を徹底的に追求しています。
所有権、借用規則、ライフタイム、トレイト境界。これらの仕組みはすべて、局所推論を可能にするための道具です。